船村徹

  • ご機嫌さんよ達者かね – 船村徹

    ご機嫌さんよ 達者(たっしゃ)かねおらも父(とと)さも 変わりなく朝もはよから 畑仕事月のデッキで故郷(ふるさと)しのび 読み返す母の 母のたよりの あゝ なつかしさ ご機嫌さんよ 達者かねことしゃ実りも 豊作で村は祭りの 笛太鼓書いた手紙にあの娘(こ)の写真も 添えてある母の 母のやさしい あゝ 故郷(くに)だより ご機嫌さんよ 達者かねぼくも返事に 書いている幼なじみの 故郷(くに)だより波を…

  • 母のいない故郷 – 船村徹

    母のいない故郷は風の村無人駅に降りりゃ子供にかえれない淋しさ母さんのせいだよただ時の流れにたたずむばかり 母のいない故郷は雪の村暗い夜道走ってくぐり戸うしろ手に閉めれば懐かしい囲炉裏ばたただほだ火とろとろくすぶるばかり 母のいない故郷は春の村かごに草を摘んで手拭いかぶってく村人母さんに似てたよただ後姿を見送るばかり 人気の新着歌詞 花ひばり – 船村徹 花は美しく 散りゆくもの人は儚く…

  • のぞみ(希望) – 船村徹

    ここから出たら 母に会いたいおんなじ部屋で ねむってみたいそしてそして 泣くだけ泣いてごめんねと おもいきりすがってみたい ここから出たら 旅に行きたい坊やをつれて 汽車にのりたいそしてそして 静かな宿でごめんねと おもいきり抱いてやりたい ここから出たら 強くなりたい希望(のぞみ)を持って 耐えて行きたいそしてそして 命のかぎり美しく もう一度生きて行きたい そしてそして 命のかぎり美しく もう…

  • 追憶 – 船村徹

    もうちょっと 想い出があったら悲しさだけでは 生きていないのに僕たちには 想い出が無い肩を抱いて歩いた事もベンチで笑い合った事も手を振ってサヨナラした事もあるのは 部屋の片隅で泣いていた君の後ろ姿 もうちょっと やさしさがあったらあんなに傷つき やつれなかったろ僕たちには 想い出が無い汽車に乗って旅した事もホテルであって飲んだ事も映画館へさそってみた事もあるのは頬にこぼれてたひと粒の君の涙だけさ …

  • あけみ – 船村徹

    ぐっすり眠れたかい 疲れはとれたかい苦労かけたね あけみ楽しかったよ 君との人生或るときは 母親代わり或るときは 恋人さ君はいつだって 凛としていたね しあわせだったのかい 一度も訊かぬうち君に去かれた 俺に庭の椿も 答えてくれぬ貧しさを 力に変えて分けあった 喜びもいまは懐かしい 君の贈りもの 君には天国が 待っててくれるから二度とあえない あけみ君が垂らした 命の糸を登れずに 落ちてく俺が見え…

  • あの娘が泣いてる波止場 – 船村徹

    思い 出したんだとさ逢いたく なったんだとさいくらすれても 女はおんな男心にゃ 分かるもんかと沖の煙を 見ながらああ あの娘が泣いてる 波止場 呼んで みたんだとさ淋しく なったんだとさどうせカーゴの マドロスさんは一夜どまりの 旅の鴎と遠い汽笛を しょんぼりああ あの娘が聞いてる 波止場 なみだ 捨てたんだとさ待つ気に なったんだとさ海の鳥でも 月夜にゃきっと飛んでくるだろ 夢ではろばろそれを頼…

  • 王将 – 船村徹

    吹けば飛ぶよな 将棋の駒に賭けた命を 笑わば笑えうまれ浪花の 八百八橋月も知ってる おいらの意気地 あの手この手の 思案を胸にやぶれ長屋で 今年も暮れた愚痴も云わずに 女房の小春つくる笑顔が いじらしい 明日は東京に 出てゆくからはなにがなんでも 勝たねばならぬ空に灯がつく 通天閣におれの闘志が また燃える 人気の新着歌詞 花ひばり – 船村徹 花は美しく 散りゆくもの人は儚く 終わる…

  • 早く帰ってコ – 船村徹

    おふくろも親父も みんな達者だぜ炉端かこんで いつかいつしか東京のお前達(めぇたち)二人の話に 昨夜(ゆんべ)も更けたよ早くコ 早くコ田舎へ 帰ってコ東京ばかりが なんでいゝものか 好きならば一緒に 連れてくるがいゝどんな娘か おらも兄なら見たいもの妹も嫁こにきまって 今年は行くだに早くコ 早くコ二人で 帰ってコ幼なじみも 変りゃしないよ あん時は 別れが辛くて泣いた駅俺は馬っこの背で 手を振りさ…

  • おんなの宿 – 船村徹

    想い出に降る 雨もある恋にぬれゆく 傘もあろ伊豆の夜雨を 湯舟できけば明日の別れが つらくなる たとえひと汽車 おくれてもすぐに別れは くるものをわざとおくらす 時計の針は女ごころの かなしさよ もえて火となれ 灰になれ添えぬ恋なら さだめなら浮いてさわいだ 夜の明け方は箸を持つ手が 重くなる 人気の新着歌詞 花ひばり – 船村徹 花は美しく 散りゆくもの人は儚く 終わるものああ 我れ…

  • 雨の夜あなたは帰る – 船村徹

    雨の夜に あなたは帰るそんな気がして ならないのすがりついたら 離さないわ濡れたあなたの カルダンコートこれもかなしい 夢かしら 雨の夜に あなたは帰るまるでなんでも ないようにいいのあなたは だまっててすぐにいれるわ ブラックコーヒーひとり芝居を するあたし 雨の夜に あなたは帰るいつも信じて 待ってるわ泣いて甘えた 遠い日の夜をおもえば また燃えてくるそれがせつない しのび雨 人気の新着歌詞 …

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