常世の果て貴方に会いに
現世に還る
悲しみから連れ出すように
現世を巡る
背景、この世の皆様はおやすみ
これは孤児の願い
さすらいの夢
浮世の街孤独を前に
現世に沈む
空蝉から逃げ出すように
現世を巡る
大抵この世のまやかしは泡沫
ならばまた次の夜へ
さすらいの夢
あの世の果て貴方に会いに
探し物はなんですか
遠い雲が手招くように
迎えがすぐそこに来てる
案外この世も悪くない
そうでしょう
さらば愛しのあの人
宴の始まり
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世界の隅も変わらないものね大盤振る舞いもうやめてこゝろにひとつ泣き虫をひとつこうなることわかってたのにさぁ朝日より明かりが灯る朝辺り一面には鳳仙花あいつより私を
夜の街迷いし穢れの乱歩何処から来たのよ見窄らしいねねぇうちにおいで 温めてあげるよ今までよく頑張ったよねここらで休んでみませんかゆっくり話をしませんかとりあえず
人気のない道哀れな迷い人木立の中に貴方を見たかつての素顔は静かになりにけり育ての親を見紛うほど狼煙を上げろ猫はきっと戻らぬ格子を開けろ降り積る雪雪しきりと手招く
生まれながらに取り憑く化け物が次第に大きくなった気づいた時はもう手に負えなくて身動きができなくなった表に立てば拍手は止まぬ人並みの喜びを忘れた俗世の化身になれた
鬼の居ぬ間に御膳を並べては少しだけ袖を上げて空を見るそれは楽しくて早く早く外へ出たいただいまと言わせて悪い人、貴方だけだよ月の夜道を歩けば敵無し永遠に貴方の横に
うらめしや うらめしや雨が降る 時は時雨丑三つを待って今日から空飛ぶ天体 霊体うらめしや うらめしや空を飛ぶ 電波より早く冥界の果てで冥土の土産を探してるんだう
本当のことは今はいいから欲しいのは不幸になる理由どうでもいいやそれでもいいや貴方と孤独を迎えに昨日よりかは少しましかなまだ夜は長いままだけど昨日を見てた昨日のこ
嗚呼、真夏の商店街酒屋の前で彼を待ったどうせ覚えちゃいないサヨナラの土産嗚呼、寂しき生涯さ貴方はいつも一人だったどうせあの子が死んだって涙にもしない不意に立ち込
何も変わりゃしない夏は此処で終わり依り代を探し歩いたつもり何も変わりゃしない今日も明日も一人繰り返す何度繰り返すんだ森羅万象を子供みたいな笑顔で笑ってひどいや敵
九月の風は過ぎ去り恐れが今か今かと迫る不可思議な白い旗振り返らないと拳を見てた嵐の夜の後には騒げ騒げと人々が言う燃えていた残り火が冬の訪れを密かに見せた千の獣道
みんなどっか行っちゃったよ零になっちゃってざまぁないね信じてたいから声に出すのはやめた愛されたいのはどうして愛してたいのはどうして飾りあって 分かちあっていた私
先生、先生、久しぶりだね憧れの街に来ただけよ信じて先生、先生、気づかないでねそこで転んだら血が出たの信じてねぇゆうれいさんゆうれいさん最初からもっと上手くやれた
「ただいま」と「おかえり」がこだました街があったあの人もあの場所も何処かに雲隠れ明日を探す大人たち 夢追い生きる子供たち一人にしてよ男の子 一人は嫌よ女の子映画
杏の色したあの子の店誰も買わないボロ切れたち今日はどうやらしけてるようだふと目があった「おひとついかがよ旅のお方貴方の国の話をして今日から僕と暮らしませんか遊び
「離れちゃダメよ ついてくるのよ」カマトトの夏の夢夜な夜な祭りに行くのまだあるかしら林檎飴「遅れちゃダメよ 早く行くのよ」道を間違えないで私のこの寂しさを伝えた
今日も今日とて眺めてみようか喜怒哀楽修羅の街地獄の縁で咲いてた嫉妬嫉妬嫉妬有象無象どうかどうか貴方の為に祈らないで願わないで何もできやしないさ子供騙し おまじな
咲いた咲いた雪の華また誰かに摘まれて泣いていたどうやって守ればいい夏の虫に喰われたお約束散々あいつを待って気づいた重ね合う雪が真昼のようで世界で一番じゃない誰か
幽体離脱あまつさえ神頼み愛の箱庭語ってみたって届きやしない蟠り笑えばいいここは祈りの街 奴の胃の中に飲まれてる枯れ果てた嘘雨を待っていたまだ生きたいから抗う今日
お前さん お前さん手がかかる子だね結んで 開いてあざとく 賢くこの手が この目が貴方を救うと信じた気でいた私でよかったね淑やかになりにけりぬらりくらり見た幻想は
昨夜諸行無常の雨が何処かの誰かに降りました風にさえ勝てないのは何故僕はまだ足りなくて貴方よりも笑いたい貴方よりも前を見たい穢れはいつもそこにいたもういっそこのま