羽生まゐご

夢喰いの祭り – 羽生まゐご

九月の風は過ぎ去り
恐れが今か今かと迫る
不可思議な白い旗
振り返らないと拳を見てた
嵐の夜の後には
騒げ騒げと人々が言う
燃えていた残り火が
冬の訪れを密かに見せた

千の獣道

妖怪だらけの祭り
死んだ夏に残す言葉はない
足がすくむのは
貴方のせいかな
ねぇ

もう見飽きた踊りには
愛想も尽きるよな
波瀾が囁いた
逃げろ 逃げろ
裂け目に目を潜め
誰もいない方へ
夜這いし 夜這いし
イタコの口寄せ

妖怪だらけの祭り
御出でなさい
そして捧げなさい
祈りから遠く
息は白けてた
ねぇ騒々しいからやめて
夢を見せて
楽にさせてくれ
綺麗すぎたのさ
僕の眼には

爪弾き
蚊帳の外
救いの御霊

妖怪だらけの心
後の祭り
誰かいませんか
世迷言言えば
宵は白けてた
ねぇ惨憺たる僕らには
これでいいの
お似合いなのでしょう
木の葉に沈むは夏の落し物

ねぇ待ってよ人殺し

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こゝろ – 羽生まゐご

世界の隅も変わらないものね大盤振る舞いもうやめてこゝろにひとつ泣き虫をひとつこうなることわかってたのにさぁ朝日より明かりが灯る朝辺り一面には鳳仙花あいつより私を

ハレハレヤ – 羽生まゐご

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痣 – 羽生まゐご

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底無しのコダマ – 羽生まゐご

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幽体離脱あまつさえ神頼み愛の箱庭語ってみたって届きやしない蟠り笑えばいいここは祈りの街 奴の胃の中に飲まれてる枯れ果てた嘘雨を待っていたまだ生きたいから抗う今日

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