美輪明宏

  • 長崎物語 – 美輪明宏

    赤い花なら 蔓珠沙華(まんじゅしゃげ)阿蘭陀(オランダ)屋敷に 雨が降る濡れて泣いてる じゃがたらお春未練な出船の ああ鐘が鳴るララ鐘が鳴る うつす月影 彩玻璃(いろがらす)父は異国の 人ゆえに金の十字架 心に抱けど乙女盛りを ああ曇り勝ちララ曇り勝ち 坂の長崎 石畳南京煙火(なんきんはなび)に 日が暮れてそぞろ恋しい 出島の沖に母の精霊(しょうろ)が ああ流れ行くララ流れ行く 平戸(ひらと)離れ…

  • 忘れちゃいやよ – 美輪明宏

    月が鏡であったなら恋しあなたの面影を夜毎うつして見ようものこんな気持でいるわたしねえ、忘れちゃ嫌よ忘れないでね 昼はまぼろし夜は夢あなたばかりにこの胸の熱い血潮がさわぐのよこんな気持でいるわたしねえ、忘れちゃ嫌よ忘れないでね 風に情があったなら遠いあなたのその胸に燃える思いを送ろものこんな気持でいるわたしねえ、忘れちゃ嫌よ忘れないでね 淡い夢なら消えましょにこがれこがれた恋の灯がなんで消えましょ消…

  • ヨイトマケの唄 – 美輪明宏

    父ちゃんのためなら エンヤコラ母ちゃんのためなら エンヤコラもひとつおまけに エンヤコラ 今も聞える ヨイトマケの唄今も聞える あの子守唄工事現場の ひるやすみたばこふかして 目を閉じりゃ聞こえてくるよ あの唄が働く土方の あの唄が貧しい土方の あの唄が 子供の頃に 小学校でヨイトマケの子供 きたない子供といじめぬかれて はやされてくやし涙に くれながら泣いて帰った 道すがら母ちゃんの働く とこを…

  • メケ・メケ (ME QUE ME QUE) – 美輪明宏

    たそがれどき港町の 酒場の片隅で安い酒にくだまいてる クロンボの色男別れの 盃 だよ 涙をふいておくれかわいい わかってるだろ俺は海の男だ メケメケ これっきり 会えないかも知れぬメケメケ お前も 達者でくらしな 太い腕に抱かれたまま 泣きじゃくる色女ブロンドの髪 青い瞳 イヤイヤをしながら“ネエ あんたあたし一人 おいてけぼりはやんだかわいい いかないでよあたしは死んじゃうヨ” メケメケ これは…

  • 僕は負けない – 美輪明宏

    どんな雨にもどんな風にも僕は負けない 負けてたまるかどんな苦しいことが起こってもどんな悲しいことが起こってもにっこり笑って 闘(たたか)う力が僕にはあるどんな嵐もやって来い 貧しい育ちがなんだと云うのさ悪口なんぞは どうってこたないのさ飢えも寒さも 親がないことも僕は悲しみ嘆いたりはしない明るい明日が大きな夢が待っているこの手でしっかりと掴むのだ 恋の悩みがなんだと云うのさ悲しい過去などどうってこ…

  • 僕と日曜日 – 美輪明宏

    口笛吹いて僕も出掛ける皆が出掛ける 今日は日曜日お金はないし 恋人もいないないないづくしだけれど構わない何もなければ 心配もいらない苦労の種など何も欲しくない懐軽く 心も軽くどうやらおつむも軽いらしいけどそれでもいいさ 幸せならば明日は明日の風が吹くだろう 欲張り爺いは 首を絞められる人気稼業じゃ 足を掬われる恋人持ったら 苦労させられる世帯を持ったら 所帯やつれする嫌なこったそんなの僕なんざお気…

  • 哀しみの中から – 美輪明宏

    哀しみの中から うたが生まれうたの中から 力があふれる若者たちよ うたえ哀しみのうたを 哀しみのうたを 苦しみの中から うたが生まれうたの中から 力がよみがえる若者たちよ うたえ苦しみのうたを 苦しみのうたを 淋しさの中から うたが生まれうたの中から 力が生まれる若者たちよ うたえ淋しさのうたを 淋しさのうたを 喜びの中から うたが生まれうたの中から 涙がにじむ若者たちよ うたえ喜びのうたを 喜び…

  • 孤独 – 美輪明宏

    孤独を逃れて暖め合おうと結ばれてみたがのがれるすべなく二人は別れる思い出の街角一人の淋しさはこらえきれるけれど二人で居てこの淋しさはどうにも耐えられずこの浮世にただ二人だけで残された様な惨めな思いは 一人の淋しさは希望と夢とがあるけれど二人で居ればただ二人だけヨ人はみんな所詮は孤独サ愛し合ったとてどうにもならない今日も街へ出る無駄だと知っても無駄だと知っても 人気の新着歌詞 天使たち –…

  • 砂漠の青春 – 美輪明宏

    何をしても すぐに飽きて金も無いが困りもせず夢も見るがすぐ諦め自惚れてはすぐ白ける中途半端な器量して劣等感は人一倍親も友達も信じない何をどうして生きりゃいい 砂漠の青春 オートバイも馬鹿らしくて本を読めば頭痛がするおしゃれしても誰も見ないラブ・ハントも自信がない部屋に居てもただ居るだけ街に出ても何も起きず叫びたいがその勇気がない何をどうして生きりゃいい 砂漠の青春 恋もされず 恋しもせず喜びもなく…

  • 別れのワルツ – 美輪明宏

    さようなら 二人の別れの夜波止場の灯りも 遠くうるむせつなき思いに 頬すり寄せ酒場に抱きあう 別れのワルツ “これが最後のワルツですね”僕は本当に心の底から貴女を愛して居りました。ありきたりな言葉ですが、今の僕の気持としてこれ以上の事が言えないのです。いつ迄もいつ迄も今の様な貴女のその美しい心を無くさないで下さい。じゃ身体に気をつけてね、サヨウナラ 霧の中を行く 寂し姿涙をかくして 送る笑顔幸あれ…

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