羅針盤

がれきの空 – 羅針盤

ひとが ゆれた 音がきこえる
わずかな かすかな ひとりの時間
どこにいても きっと わすれない すがた
かがみの中へ 置いてくる

もしも せかいが もうひとつ あれば
ひとつが おわり ひとつが はじまる
そして ひとりは ふたり ふたりは ひとりで
おたがいの 空を 見つめ合う

街を かける あの声が
遠く 速く 時さえも 超えてゆく

ひとが きしむ 音が 聞こえる
街は とても すきとおって 見える
そして みんな きっと わすれない すがた
かがみは 何も うつせない

がれきの空へ…
がれきの空へ…

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