貸し借りしていた小説が映画になるって
チケット握りしめ飛び込んだんだ
思い出の映画館
お互い分かっているはずの話でさえも
この場所であなたと見れば
きっと新しく見える
スクリーンと横顔
交互に見やると
泣かないはずのあなたが泣いていた
重ねた2人が別々の道を行く
そんなはずないと思いたかったんだ
ハッピーエンドの物語ばかり夢見ていた
離れたくないな離したくないな
握った手に力がこもる
私たち 今 きっと同じ気持ち
夕焼けに染る帰り道
ふいにあなたが揺れて影になる
些細なヒント見逃しちゃいない
カラメルの香りが思い出させる
泣かないはずのあなたが泣いていた
何気ない会話の、表情の中にある
こんなに小さなすれ違いでさえも
ハッピーエンドを遠ざけるなんて知らなかった
離れたくないな離したくないな
困ったときいつもそばにいたい
私たち 今 ちゃんと話をしよう
決められた結末
与えられた未来
この通りその通りに話は進むのか
運命さえ変えよう
隠さないで泣いてよ
続いていく道があるから
重ねた2人が別々の道をいく
ありがとうなんて告げて手を振ったよ
ハッピーエンドの物語ばかりじゃないのなら
離れたくないな離したくないな
握った手に力がこもる
私たち 今 きっと同じ気持ち
越えていく2人の道
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