緑川恵子

  • 泪の雪列車 – 緑川恵子

    女なぜ泣く 北の町夢が…凍てつきゃ 心も寒い海沿い行(ゆ)くのは 雪列車吹雪海鳴り 鴎鳥か細い翼じゃ これから先は追って行けない 日本海 夢を追うのが 男だと利いた…口利き 強がり云ったあいつを乗せてく 雪列車遣(や)る瀬ないのよ 寂(さみ)しくて失くして知ったの 惚れてたなんて追って行けない 涙駅 鉛色した 雲が飛ぶ今日も…吹雪いて 明日(あした)が見えぬあいつが恋しい 雪列車連れて帰って この…

  • 情なし月夜 – 緑川恵子

    川面に満月 ゆらゆら浮かぶ触れてみても 掴めないどうせ出て行(ゆ)く男(ひと)だもの酷い言葉 投げつけた寝物語に 女はいつも焦がれ焦がれ 待つばかりほろり ほろほろり なんで今さらほろり ほろほろり 泣けてくる空を見上げりゃ 情なし月夜 優しさだけでは 女はつらい覚悟なけりゃ 尚つらい夢はいつしか色あせて何処を辿る 拠りどころ愛は寂しい 生き物だから焦がれ焦がれ 背を向けるしゅるり しゅるしゅるり…

  • 雨夜酒 – 緑川恵子

    雨がしとしと 降る夜は思い出すのよ あなたの事をお店を出そうの 優しい声に耳をそむけた 女の見栄が飲めば飲むほど あぁ 泣きじゃくる もっと素直な 女ならこんな別れは なかったものを信じてあげれば よかったけれどそれを邪魔した 女の過去が酔えば酔うほど あぁ 身を責める いつかも一度 逢えたならきっと言うでしょ 出直したいと我がままばかりで 困らせたけど夢を見つける 女になると雨よ伝えて あぁ あ…

  • 海峡酒場 – 緑川恵子

    そうね昔は 銅鑼の音(ね)が鳴るたび誰かが 泣いていたせつない別れを 見てきたわそう云う私も ほろほろ鴎みれんの灯(ともしび) 海峡酒場 だけどよかった あの頃は路地にもぬくもり あふれてた恋してこの胸 焦がしたわ旅立ち帰らぬ 連絡船よおもいで染みてる 海峡酒場 いいわ介抱 してあげる今夜は酔いなよ お兄さんだました男に 似ているわお酌をしながら おもかげ偲ぶ情けの止まり木 海峡酒場 人気の新着歌…

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