紅晴美

じゃんがら恋唄 – 紅晴美

私の生まれた町は ハーモニカ長屋で
夫婦げんかも貧乏も つつぬけだから人情の町
あれから何年たったのか いつも思い出す
いろんな人が笑ったり 酒をのんだり唄ったり
ボタ山すぎて この道曲がれば
にぎやかな町が あるはずだった
私のふるさとどこへいったのさ
家をすてて みんなどこへいったのさ
さみしいよ せつないよ 胸がいたくなる
ポロポロとポロポロと 涙が落ちる

雨よふれふれ 私の涙を流しておくれ
耳をすませば 聞こえてくるよ じゃんがらの音が

まぶたをとじれば父ちゃんが ニッコリ笑ってる
泣くんじゃないよその思い うたに生きろとささやいた
花さかじいさん顔まけで 枝に登って花さかす
そんな父ちゃん大好きで いつも夢見て泣いていた
祭りの日には やぐらの回りを唄をうたって踊ったよ
私のふるさと 山ん中
みんなみんな 山ん中
もどってよ かえってよ じゃんがらうちならせ
ジャンジャンとジャンジャンと山にひびけ

なりひびけ 舞いあがれ 雨をしずめてよ
キラキラとキラキラと 山に虹がでる

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ど根情桜 – 紅晴美

ふるさとの浜辺に咲く 桜の花はいつもみんなの心に咲く花一番に春を待って さく花だからも一度咲く日を 待っていたホラ! 見てごらん桜の枝に一輪 つぼみをつけている

ドッコイ夫婦節 – 紅晴美

本当の男がいないとかやさしさだけじゃ生きてはゆけぬうちの父ちゃん見ておくれ 海の男だよ家族のために 生命をかけて大漁の夢を 胸にだきドッコイ ドッコイ ドッコイ

エンヤラコラセ~負けないよ~ – 紅晴美

生きてゆくことは 悲しみも苦しみもある すべて意味があるんだね夢を追いかけてゆくことは 北風に向かってゆくことさ野に咲く花は 雨にうたれて踏まれても 陽射し目指

祝歌 – 紅晴美

おぼろ月 水面にうつす 影うれし明日は 嫁いでゆく娘今宵の酒は 前祝い切な涙を こらえて唄うおまえと作った え… 祝歌花吹雪 白いうなじに 舞い落ちる今朝は 嫁

夢桜~ふるさとバージョン~ – 紅晴美

翼ひろげて 沖ゆくカモメひとりたたずむ 塩屋崎よせては返す 波の音くじけちゃダメよと いわき浜つかんでみせます この手に夢を咲けよ 咲け咲け 華ひらけくれない燃

翁媼杉 – 紅晴美

生きてそえない 二人だけれどいつか必ず 結ばれたいと勿来(なこそ)の白砂 聖地(このち)にまいて祈りをこめて 二本の杉をたえてみせます 明日を信じいついつの日か

私のふるさと福島 – 紅晴美

私のふるさと福島は どこにも負けないうつくしま宝の島だよ守るんだ サァサー みんなで 立ちあがれ私が育った 浜通り 黒いダイヤで 栄えたよ常夏気分で ハワイもあ

人生五分と五分 – 紅晴美

決めた道なら 愚痴など言うな人と比べる 人生なんて所詮この世は 五分と五分己の弱さに勝ってこそ 必ず五分の人生が恐れず迷わず 決めてやるそうさ人生の 夢の花が咲

安波さまの唄 – 紅晴美

西に明神(みょうじん) 東に安波(あんば) 後ろに弁天(べんてん)海の神様 鎮座する浜の町ではソーリャ 男衆(しゅう)は漁に出て女衆(しゅう)は安波さま 海の神

人情酒場 – 紅晴美

二十歳の頃から この道にはいり気づいてみれば もうこんな歳晴れの日 曇る日 雨の日も明日を夢見て ひたすらにああ辛い時も そりゃあったけど涙かくして 笑顔いっぱ

二度惚れ – 紅晴美

そぼ降る雨が 降る夜は一人じゃ淋しい そばにいて可愛い女に 戻れたらも一度ほれて ネエあんた今夜はちょっと 酔ったふりして ゆらゆらあたしだってさ 女なのよ ゆ

人生まだまだ – 紅晴美

幾つもの 壁をこえたら次の壁が 待っている一緒に なるって ぶつかりあって二人で 夢を 追いかけるころんでも 支える手があるつかれたら よりそう肩があるつらくて

蝶々みたいに – 紅晴美

女は いくつになっても 女なのよわかっているの ネェあんたもっと私を 見てほしいの男なんてさ いらないなんて 強がりいってさ私だって 蝶々みたいにひらひら きれ

夢ひとすじに – 紅晴美

はじめから 運のいい人 いるわけないさ誰よりも 強く生きているからさまかぬ種は 生えないし 打たぬ鐘も ならないよまくのも自分 打つのも自分 夢ひとすじにつらい

夢見酒 – 紅晴美

ホロホロほろりの 今夜の私飲めばのむほど 未練がからむひとり手酌の ひとりごと男なら 男なら とことん女に惚れてみな好きな女のためならば どんな時にも矢面にたち

涙の岬 – 紅晴美

岬おろしの しぶきがおどる 北の岬は 涙も凍るあの人 のんだ恨みの海に ひとりたたずみ叫んだけれど吹雪のむこうに浮かぶあの笑顔 戻ってきてよ 戻ってきてよもう一

まさかの坂 – 紅晴美

坂にもいろいろあるけれどなんだ坂 こんな坂 まさかの坂もある人生すてたものじゃない辛くても のぼることを やめなけりゃまさかの坂はやってくるまさかの「ま」はまけ

あんた – 紅晴美

なんでこんな女と いるのかと世間の人は 笑うでしょうねちっともかわいくない私いつも強がるばかりだし いやになっちゃうねそんな私の どこがいいのかとあんたに聞いて

生きて候 – 紅晴美

泣くも笑うも 人の世は泣くも笑うも 一度きり吹けば飛ぶよな 命でも吹けば飛ぶよな 夢がある生きて候 生きて候花も咲く誰が唄うか ふるさとの誰が唄うか 子守唄二度

おんなの夜曲 – 紅晴美

あんな男と 背を向けたあんな男と あきらめたあんな男と 恨んでもあんな男と 泣く女あなただけはと 信じたのあなただけはと 尽くしたのあなただけはと 今もなおあな

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