糸奇はな

  • ROLE PLAY – 糸奇はな

    『望んでくれるなら、ぼくは 勇者になろう。…代わりが もう、いるんだね。じゃあ、だれに なろう?』 『わるものが いないなら、ぼくが 悪になりうちやぶれ 彼に 名誉を 飾ろう。』 『「なりたいぼく」に なれたって、必要と されないんじゃ、なあ。』物語に入れずに 迷子になった 『「なりたいぼく」は だれだっけ?』見向きもされないままひとりぼっちでいるうちに忘れてしまった 『宿屋が ないのなら、ぼくが…

  • 74 – 糸奇はな

    Seventy-three時だけが過ぎてゆく孤独と 朽ちた王宮の果てで Seventy-three階層 罠の奥わたしは 勇者を待っている Seventy-three数えた犠牲者に涙が またひとつ こぼれる… 門を開けて 彼が叫んだ“My princess don’t despairA hero’s come to free you” 赤と希望 まとう姿に 笑みを送る“My …

  • 不眠症ロンリーガール – 糸奇はな

    おどれ おどれロンリーガールあおく光る シグナルさえ 照明にかえて たかく うたえロンリーガールうたえ うたえ見えるすべてが 夢と 混ざるまで どうせ 眠れないならいっそ ベッドを抜け出そう 点滅する信号おつきさま みたい右よし 左よしさあ 行こう おどれ おどれロンリーガールうつりかわる シグナルさえ 照明にかえて たかく うたえロンリーガールうたえ うたえ眠れぬ夜を 夢で彩れ 誰も 気づかない…

  • Wither – 糸奇はな

    耳を ふさいでいた心が枯れる音 が、した。 明日にも 散るような 一輪の花にどうして、水を注ぐ だろう。 いつか うそになる、と かわいた声で わらういつか くる 終わりに おびえては、待ち 焦がれている ひざを かかえていた枯れた心を、抱きしめた。 明日にも 歌えなくなるような あの子を、想った。あの 声が、 すき だった。 すぐ わすれられる、と かわいた目を ほそめるいつか くる 終わりを …

  • あこがれ – 糸奇はな

    風が 季節を はこぶ鳥が あしたを うたう どうして 泣いている? ねえ、きれいだよ。 どうかきみの くちびるが嘆きに ひらかぬようにどうかきみの その 瞳が涙に くれぬように 月が こころを 映す花が いのちを 語る ああ、なんて たおやかに巡ってゆく あの日きみが えがいていたしあわせに であうようにあの日きみが 星に かけた祈りが 届くように そしてきみの 見る夢にやすらぎが 続くように い…

  • 四角い世界 – 糸奇はな

    四角い世界には あこがれだけ を何度でも塗り重ね 詰め込むの誰かの目ひとつ も 奪えなくてもわたしのためだけに 描き続けるの すり減った 真っ赤なクレヨンわたしのこころはみだした 塗り絵間違いを 隠すように また色を重ねる白く、正しく 四角い世界には 幸せだけ を何度でも塗り重ね 詰め込むの姿 形、心、いつか変わるあなたのほほえみも、閉じ込められたら… 七色に 夢を混ぜあわす ほどにどうして、濁っ…

  • 環-cycle- [TV-EDIT] – 糸奇はな

    枝に結ぶ 実が熟す前に落ちてしまわぬよう苦しいほどに また咲き乱れる朝へ つなぐよう 何度繰り返し 繰り返し 生まれてもいつも 新しい 空を見せてあげよう 誰もまだ誰も 書いてない物語白い 真っ白い地図に 描いてゆこう 人気の新着歌詞 EYE – 糸奇はな まだ 何も知らないまだ 何も見ていないああ、閉じた瞼の奥ではじまりを 描いているぼくはまだこの世界を なんにも 知らないぼくは 見…

  • Pillowman – 糸奇はな

    Where you go?Where you go?With your pillow in the bag Close your eyesWarp to deskThen warp to sweet home Trains and taxis rush carring countless sleepsOh, what a portable dreams PillowmanPillowmanAww …

  • 忘却舞踏 – 糸奇はな

    夢を見た花のように 微笑んでいた夢を見た蝶のように 踊っていた何度でも何にでも 姿を変えてわたしは どこからもいなくなった あの 願いもあの 誓いもさあ 捨て去って、さあ 捨て去って今 とらわれていた「あこがれ」から 自由になるのその 名前もその 心も忘れ去って、忘れ去ってわたしは また わたしに 出会う 夢を見た風のように 流れていた夢を見た月のように 佇んでいた何度でも何にでも 形を変えてわた…

  • 体内時計 – 糸奇はな

    見たい夢も ない、と拗ねたように かたく 目を 閉じる ちくたく ちくたく今、は どこに あるの? 少しずつ 狂いだす わたしの体内時計 が夜の重さ に、 しがみついている噛み合った歯車の 絶え間ない うめきをききながら よこたわるわたしを、時が ひきずる なにも 残らない、と拗ねたように かたく 目を 閉じる ゆらゆら ゆらゆら今、が わからないの。 少しずつ 狂い出す わたしの体内時計 がいつ…

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