竹越ひろ子

赤い皮ジャン – 竹越ひろ子

赤い皮ジャン 風きる肩に
生れ昭和の 血潮が通う
女だてらに 切るたんかナンセ
野暮な野郎が シャクな野郎が 多すぎる

これが正義の 道だと見たら
渦に巻かれる 火傷(やけど)もするさ
洒落気(しゃれけ)色気も どこへやらナンセ
顔に心が おんな心が でてるだろう

たとえ死んでも 嘆くな母よ
花と線香じゃ 浮かばれまいぞ
酒もおとこにゃ 負けやせぬナンセ
ほしたグラスに あげたグラスに 夢がわく

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どん底の唄 – 竹越ひろ子

三日続いた 雨だってあすはからりと 晴れるだろう一年三百六十五日降りっ通しの 雨はない雨はないこんな淋(さび)しい どん底で燃えた恋なら ほんものだひとつのボロ

モンゴル小唄 – 竹越ひろ子

せまい地球で どでかくやるにゃゴビの砂漠が 似合いの舞台馬賊 馬賊と 笑わば笑え天下とるには強くなくって なんとする「せめて静かに 暮してみたい」今朝もすがった

酒に想いを – 竹越ひろ子

酒は飲むもの 悲しみ抱いて飲んで酔うもの ただひとり熱い泪(なみだ)が 出た時はそれを肴(さかな)に あおるものこんな小さな グラスの底にだれがうずめた 恋の味

東京落葉 – 竹越ひろ子

弱い者には きびしく当たるそれがこの世の 風なのさ気がねしないで こっちへお寄り肩を貸そうぜ 貸そうぜ東京落葉(おちば)花の咲く時 寄りつく人は花が終われば そ

東京無宿 – 竹越ひろ子

夢に出てきた 母さんの涙つらくて 目がさめた強く見えるは うわべだけしんは淋しい 渡り者そりゃ あたいも 人の子さ好きな男も いたけれどいまの暮しが じゃまをし

天上天下ただひとり – 竹越ひろ子

なにも頼みは せぬけれど春が来る 夏が来る 秋もまたどうせ俺(おい)らは ただひとり天上天下 ただひとり熱い泪(なみだ)は あるけれどだれにやる どこでやる 旅

男の行く道 – 竹越ひろ子

ひとりだ ひとりだ 男の行く道は抜(ぬ)きさしならぬ 意地がある伸(の)るか反(そ)るかの 一発勝負やるンだ このまゝ くじけるもんかくじけるかそうだよ そうだ

細い身体の折れるまで – 竹越ひろ子

さむい さむい さむい夜冷(さ)めた男の こころなら女の泪(なみだ)じゃ つなげないせめて最後の 想(おも)い出に抱いて 抱いて細い身体(からだ)が 折れるまで

札束のブルース – 竹越ひろ子

見てはいけない 夢なのか黒い空から 降る夢は俺の昼寝の ほほをたたいてああ 泣かすじゃないか札束(ゼニ)のブルース人の子なみに 生まれたなら愛も情けも 知ったは

お酒が泣いている – 竹越ひろ子

酒が泣いた こぼれて泣いたふられた私の 指の先いやだよ やだよ 真っ暗がりさ好きな誰かが 見えなくてああ やだよ酒をおくれ きついのおくれ女が飲むには わけがあ

ひとりぼっちのブルース – 竹越ひろ子

派手にあおる 街あかりだから背中を 向けてやるのさ熱い 熱いなみだなんで なんで落ちる好きでならない あの人だがいまは上げたよ よその 誰かにつらい恋の 吹きだ

海の蝶 – 竹越ひろ子

連絡船の 着く町へ落ちて流れて もう三年(みとせ)潮のかおりが しみ込んだ赤いネオンの 横文字にすがるわたしは 海の蝶(ちょう)連絡船で 来たころは初心(うぶ)

ながれ舟 – 竹越ひろ子

生まれながらの 星なのか俺(おれ)はこの世の ながれ舟拗(す)ねるつもりは ないけれど胸の隙間に 風がふく泥をかぶって 泣いているかわいお前も ながれ舟人の情け

それが男というものさ – 竹越ひろ子

一度決めたら 二度目はいらぬそれが男と いうものさ惚(ほ)れたかたまり かなぐり捨てて恋はこれきり あきらめた花のあの娘(こ)は 汚(けが)れを知らぬ俺がいたん

カスバの女 – 竹越ひろ子

涙じゃないのよ 浮気な雨にちょっぴりこの頬 濡らしただけさここは地の果て アルジェリヤどうせカスバの 夜に咲く酒場の女の うす情け歌ってあげましょ わたしでよけ

放浪 – 竹越ひろ子

月は東に 夕日は西に旅を行く身は 曠野の中に今日もとぼとぼ さすらい暮しどこに埋めよう はかない夢を恋に泣くのは 若さのためよ空に唄うも つらさのためよ捨てた故

東京流れもの – 竹越ひろ子

流れ流れて 東京をそぞろ歩きは 軟派でも心にゃ硬派の 血が通う花の一匹 人生だあぁ 東京流れもの夜の暗さに はぐれても若い一途な 純情は後生大事に 抱いて行く浪

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