竹村こずえ

  • 女の燗月夜 – 竹村こずえ

    津軽平野に 桜咲く未練は捨てました…胸の根雪なら いつかは解けてゆく惚れた男(ひと)だもの 恨みはしない津軽じょっぱり 明日(あした)を生きる命も咲かせます 女の燗月夜 春は弘前 花の宴意地なら捨てました…他人(ひと)の倖せが ちょっぴり辛いだけ情けくれぬのが この世の運命(さだめ)はらり散るなら 桜の下で一人で酔いましょか 女の別れ酒 岩木山にも 桜映え涙も捨てました…夢のあとさきを 彷徨(さま…

  • 刹那のタンゴ~Te amo~ – 竹村こずえ

    人は淋(さみ)しいほどに 嘘を纏(まと)ってしまう隠しきれない 似た者同士ね“およしなさい”と言われ余計 深みにはまる指に触れたら こんな愛してたTe amo Te amoサヨナラよりも苦しい言葉(ひびき)不器用な 男と女…罪に縛られ踊るの 刹那のタンゴ 昔愛した人も そんな横顔してた灼(や)けた砂漠に 躰(からだ)泳がせて時計 気にするとこがあなたらしさと思うだけどドラマは それで終われないTe…

  • こんな女でも – 竹村こずえ

    人の幸せ不幸せ 皆同じと誰か言う自分ばかりが辛(つら)いのは 思い上がりと笑われて思い通り生きられずに いつもあなたのせいにした合鍵(かぎ)を置いて出て行(ゆ)く背中 引き止めたいけどGood-bye こんな女でも 愛してくれた それだけでGood-bye これでいいの 優しかった人“ごめん”なんて言わないで 泣きそうになる 都会(まち)の喧騒(けんそう)慣れ過ぎて 大事なことを忘れてく枯れた花さ…

  • 浮世・色恋沙汰 – 竹村こずえ

    墨田の花火は風流だねだけど あんたは来(き)やしない浮気なその癖 やめておくれ正義ぶったら 刃(きば)が飛ぶ女心を分かっちゃいない可愛い花の甘い蜜ほど 毒があるもんさ浮世草子(うきよぞうし) 真似たら無惨色恋沙汰 あんたどうするお江戸の女は 気が短いあんた次第さ 野暮(やぼ)な人 Uh-hun 昔は喧嘩と火事だったが今世(こんせ) 祭りが男伊達(おとこだて)神輿(みこし)を担(かつ)げば 女の群れ…

  • 春遠からじ – 竹村こずえ

    終わりの見えない 日々だけどあなたがいるから 耐えられる二人一緒に 越えてきただから今度も 大丈夫離れていたって 逢えなくたってきっと来る来る きっと来る花よ咲け咲け 春遠からじ 孤独に震える 日々だから気付いた優しさ 温かさ言葉なんかは 無くていい決して忘れぬ あの笑顔心はいつでも 手をとり合って早く来い来い 早く来い夢よ咲け咲け 春遠からじ 二人一緒に 越えてきただから今度も 大丈夫離れていた…

  • 小手毬草 – 竹村こずえ

    そっと伸ばした 指の先あなたがいつも いてくれるそんな小さな 幸せが寄り添い咲いた 花だから小手毬草は 小手毬草はふんわり丸い 想い出綴る 愛の花 辛い時には この胸で泣いたらいいと 抱き寄せたそんなあなたの 優しさがあふれて咲いた 花だから小手毬草は 小手毬草はふんわり白い 哀しみ癒す 愛の花 目には見えない 糸の先結んで歩く この道を冬の寒さに 耐え抜いて心に咲いた 花だから小手毬草は 小手毬…

  • 想い出モノクローム – 竹村こずえ

    前ぶれなしに 別れを告げてあんたは部屋を 出て行ったナイフが心に 刺さったままの私をひとり 残して…振り返ることもなく ドアに消えた背中崩れる想い出 音さえもたてずに モノクローム 破った写真 つなげてみてもふたりの笑顔 戻らないひとりで生きては ゆけないことが何より怖い 私は…テーブルに捨てられた 鈍く光る指輪薄れる面影 夢さえも霞んで モノクローム 忘れて行った レコード聴けば愛しい日々が よ…

  • おんなの仮面 – 竹村こずえ

    あなたに甘える かわいさがあれば幸せ つかめたかしらおんな一人で 生きてきた無理に強がる 悪い癖哀しい夜には 仮面外して肩に… 肩にもたれて 泣いてみたい あなたの噂を 聞くたびに募(つの)る未練に 震える心おんな一人は 辛すぎるいまは優しさ 知ったから恋しい夜には 仮面外して逢いに… 逢いに行きたい そばにいたい あなたにもらった 口紅を塗ればあの日に 戻れるかしらおんな一人で 生きてゆく甘い想…

  • 涙の鏡 – 竹村こずえ

    鏡をのぞき 化粧を落とす胸の淋しさ 抱きしめる忘れたつもりの 面影が静かな部屋に また揺れる恋しくて 恋しくて ぬくもり恋しくて泣いて涙の ひとしずく 雨降る夜の 止まり木酒場隣り合わせた めぐり逢い月日が過ぎれば なおさらにあの日の笑顔 浮かびますせつなくて せつなくて 思い出せつなくて泣いて未練の ひとしずく わがまま言って 甘えてばかりどうぞ許して ばかでしたうなじにこぼれた おくれ毛が今で…

  • 孫が生まれる – 竹村こずえ

    娘が嫁いだ その日から待っていました 嬉しい知らせ孫が生まれる 思っただけでなぜだか涙が こみあげる男の子でも 女の子でもいいのよ いいの どちらでも どちらでもどうぞ元気で きっと元気で生まれてきて欲しい 仕事に追われて 娘にはいつも淋しい 思いをさせた孫に可愛い 洋服着せて絵本もたくさん 読みましょういろいろ名前 考えながら指折り数え 待ちわびる 待ちわびるどうぞ元気で きっと元気で生まれてき…

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