立ち耳スコティッシュフォールド

あの木々たちへ – 立ち耳スコティッシュフォールド

君が眺める遠い海の価値を
僕に知らせるあのサモエドの目
それはもたれる遠くへ行きたいと
未だに舐める砂糖、砂鉄となれ

「ここで死ぬわ」と腫らす目から
過保護で壮大な命まで

何をするでもなく無垢だったあの日が

リアルな悟りを持ってるの?

そんな機能はなくて
深い手合い、僕はもう
波打ち際の錆びた鉛さ
なんて言うかわかるだろ?
「誰か見つけて」

もう言えないよ

三つ編む恋を
解いて見せた
呼んでみたかった、あの苗字も
開いて乾くこの気分では
戻れなさそうで

日々は宥める遠くの島国を
そこで見つけるあのウミネコの絵から
いつか僕は気化するこの散々な日と
明日をただ辿る様、今以上の涙

「ここでチルアウト」正す君が
過保護な集いだと言うのならば

何をするでもなく無垢だったあの日が

リアルな素数のためにある

そうだ何もなくても

深い手合い、僕はもう
波打ち側の錆びた鉛さ
なんて言うかわかるかも

「誰か見つけて」もう言えないわ

三つ編む恋を
解いて見せた
「呼んでみたかった」あの同志より
泣いて避わす今の気分では
戻れなさそうで

開いて乾く嘘の気分では
戻れなさそうで

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