秋山奈々

  • 光と影のパレット – 秋山奈々

    つらいときほど 平気な振りしてちょっとぐらい 無理をしてみても 笑ってきたんだでも忘れ物増えてくみたいで 悲しいことも この胸で 生まれてる私だけの大切な気持ちなんだ 光と影のパレットで 心描いてゆこうごまかさないで痛みだって 深い色でたくさん泣いて傷ついたあと そっと顔あげて精一杯また歩けたとき 最高の笑顔になる 空の青さがひとつじゃないようにたくさんの感情をまぜて 私になれるのそんな強さを持て…

  • 音のない海 – 秋山奈々

    強がる素振りしても 君は見抜いてしまうね部屋に居られず抜け出したんだ夜の空気大きく吸い込む よく見ていた街が 妙に明るく見えて少し怖くなって 駆け抜けた 街明かり遠く散りばめられてまるで音のない海のようで声を出して吸い込まれてくようやく泣けた私を包む 悔しくて切なくて 余計に涙溢れたするり解けたこわばるこころ夜の彼方流れては消える よく聞いてた歌を ふいに口ずさんでた懐かしいメロディー 優しくて …

  • 空想グライダー – 秋山奈々

    目の前の目覚ましを消しても鳴り止まない ベルの音どこなの?仕方無い 起きだして探して隣の部屋の音だと気づく 犬は吠え続けて テレビさえほらつかない気持ちが気持ちが 整理つかないな君のせい? 君のせいかな? 両手広げて 飛ぶよグライダー街をくぐり抜けてさよなら想い出は雲の向こう新たな明日に向かって少しずつ何かが始まってく 毎日繰り返しこなして結構私頑張ってるハズじゃない仕方無い?変わらない?なのにね…

  • 青空 – 秋山奈々

    笑ってみたり怒ってみたり 声を上げて泣いた私の上にはいつもの青空 少し凹んだ 気持ちの中で 遠回りで歩いてた答えは出ない 最初から求めてはいないけど一人ひとり違う場所で暮らしていて出会い別れを繰り返して何かに気付いてく 笑ってみたり怒ってみたり 声を上げて泣いた私の上にはいつもの青空強がってみたり負けてみたり 見上げて気付いた私の上に拡がる青空 言葉探して何も言えない 迷う分だけハマって日々のサイ…

  • ガラスの扉 – 秋山奈々

    過去が未来の抵当に とらわれているまま眠りこけているボクは まだ夢の中いたずらに時は過ぎる 冷たいが当然だった何が起きているんだろう 誰でもない このボクに やけによそよそしい 居場所がボクを包んでしまう誰かにとっては 計画どおりなのかも知れない ねぇ どうして ボクの目に自分が映らないのかな?見ようとしてないだけなのかな?ねぇ 上からちゃんと照らしてよ よく見えるように自由を イメージする ボク…

  • 帰り道 – 秋山奈々

    冷え切った 冬空に澄んだ夕日が映える今日はちょっと 元気ないや黙っててごめんね急に巻いてくれたねマフラー北風よりも早く 帰り道 さよならの一歩前でこぼれる涙より ありがとう 言いたいのでも滲んで 声にならなかった小さなつぶやきは 静けさに 包まれて風だけが吹き抜けるじゃあね バイバイ そう言って背中を向けたけど無理してても 夕焼けに染まる心 もう隠せない 帰り道 さよならの一歩後でこぼれる涙より …

  • さよならとはじまり – 秋山奈々

    ふと気がつけば 新しい季節が僕のそばを 通り抜けた甘い匂い残して リフレインした 思い出さらり雲追いかけて 僕は歩くよ 一歩ずつ そう さよならは「はじまる」ための通り道 また会えるよそう 僕たちのいつもの場所でその時はおとなになってまた笑えたらいいと思う今はただ ここでさよなら いつかの写真 懐かしい気持ちが胸の中を 通り抜けた甘い想い残して キャンパスの白 藍色ほろり凛々しい気持ち 僕は歩くよ…

  • ふたり乗り – 秋山奈々

    ふざけて笑ってちゃかして怒って変わらない これからも幼なじみで居れるって思ってたふとした表情に少しどきっとしたいつもの帰り道 ふたりだけの合図 ふたり乗りの自転車走る桜色のアーチを抜けて空は高く遠いけど追いかけるんだ きっと届くから ふたりで転げて花びら舞ってる春の雲 流れてく幼なじみで居れるって思ってた手と手がふれたら 少しぎこちない顔でいつもの帰り道 ふたりだけの合図 ふたり乗りの自転車走る桜…

  • オレンジ色 – 秋山奈々

    君がいつか僕に言った言葉胸の中にいつまでもいるだけど 悪い気持ちじゃなくてね不思議とね 笑顔がこぼれてく いま風が吹き抜けた 何を探してる?想い重ねてく夕暮れオレンジ色の夕焼けが 街を 染めてた 優しさの色 ひろがった時心に君を見つけたいまこの瞬間は過ぎてくけど忘れないと きっと言える このまま夜明けがずっと来ないよな気がして泣いてたあの日弱い自分誰にも見せられずただ朝を一人きり待っていた ひざを…

  • わかってくれるともだちはひとりだっていい – 秋山奈々

    冷たい窓に もたれて空を見上げた雨が降る 悲しみが百倍に降る小さなことが 勝手に胸でふくらむ辛いだけなのに…悩んでた あのとき きみがそばにいた 心から笑えるって ずっと忘れてたこと誰かのこと信じたい 胸の底にあったこと声だして言いたかった 本当にありがとうわかってくれる人は ひとりだっていいよねこんなまぶしい 空を見たのはきっと きみと生まれて初めて 優しいってことを 知ってるつもりでいたよほん…

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