秀吉

蜃気楼の形 – 秀吉

いつから僕はそんな風に変わってしまったの
本気で笑うことも少なくなって
いつから僕はそんな風に変わってしまったの
心ふるえて泣くことなんてちっとも無くなったんだ

いつから僕はそんな風に変わってしまったんだろう
何でも笑ってごまかすくせがちらつく ちらつくよ

つまんないしくだらないんだ
僕はいつも考える
つまんないしくだらないのは
誰のせいなんだ?

完璧な優しさを持っていて
どんな人からも愛されていて
思い通りの世界になっていて
ねぇ蜃気楼
僕はそんなものに憧れてしまったんだ

いつから僕はそんな風に変わってしまったの
その優しさも疑ってしまうんだ
いつから僕はどんな事を忘れてしまったんだろうね
大事なものといらないものがごちゃついてわからないよ

つまんないしくだらないんだ
僕はいつも問いかける
つまんないしくだらないのは
誰のせいなのかわかるかい?

悲しみの度に強くなってさ
弱さなんか何もなくなってさ
思い通りの世界になってさ
ねぇ蜃気楼
僕はそんなものに憧れてしまったんだね

完璧な優しさなんてテレビの話
完璧な愛なんて教科書の話
悲しみを知るたびに弱くなって
いろんな物を落として落として

完璧な優しさを持っていて
どんな人からも愛されていて
思い通りの世界になっていて
ねぇ蜃気楼
僕はそんなものに

感情はうねるままで
表情は滲むままで
心臓は揺れるまま
ねぇ蜃気楼

僕はそんなものに憧れてしまったんだ

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