秀吉

くだらない話 – 秀吉

むかつくんだよが口癖みたいに
近所の居酒屋で飲みながら友人は
上司や後輩の文句を
つぎつぎ話してる

めんどくせえなが口癖みたいに
自慢の愛車を運転しながら先輩は
女の子とのいざこざを
ひたすら話している

くだらない話もバカな僕らは笑えるから
むかついたりめんどくさかったりも
ここで笑うためかもね

つまんねえなと口癖みたいに
リモコン握ってチャンネル回したお父さん
あー見てたのにとお母さん
そっから始まる口げんか

明日は何の日だっけとお母さん
問いかけるお父さん
しらねえよと恥ずかしそうに
隠されたプレゼント

やりきれない日々に中に隠れていて気づかないもの
喜びや嬉しさは目立たない
だからよーく探さなきゃ

疲れちゃったよとうつむきながら
僕の大切な人
話しながら辛くなって
涙を流してる
僕は何もできずにいる

ため息が口癖みたいになって
無力すぎる自分がいやになる
明日こそはと意気込むと
きまって雨が降るんだ

くだらない毎日をバカな僕らでも行けるかな
つらくなったり泣きたくなったときも
僕らは笑えるんかな

くだらない話を やりきれない日々の中に
バカになって頭ん中からっぽになったら
僕らは行ける
くだらない毎日を行く

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