福田八直幸

千年花火 – 福田八直幸

渚を埋める待ち人の影
浴衣に滲んだ陽が沈む
弓なり月の明かりかすめて
潤んだ瞳に花が散る

芙蓉(ふよう) 向日葵(ひまわり)に
鬼灯の朱(ほうずきのあか)
二度と戻れない夏の
忘れられない 空でした

寄せては返す
波の数だけ
夢を見て
ただ心 知りました

恋は半分
さみしいものと
あの夏の海鳴りに
ただ知りました

下駄の鼻緒が ふと切れるよに
秋から冬へと 季も変わる
花火の後に 残る静けさ
どんな言葉なら 埋まりましょう

桔梗(ききょう) 秋桜(コスモス)に
月草の蒼(つきくさのあお)
いまも水彩の筆が
なぞったような 夢でした

こぼれて消えた
砂の数ほど
泣きながら
思い出は捨てました

恋ははかなく
せつないものと
あの夏のさざ波に
もう捨てました

寄せては返す
波の数だけ
夢を見て
ただ心 知りました

恋は半分
さみしいものと
あの夏の海鳴りに
ただ知りました

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会いたくて 会えなくてひとり耐えて生きてる人がいる頑張って 頑張って願いながら生きてる心がある君の住む世界が 闇に包まれた場所でもずっとそばにいるから遠く離れて

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