福田みのる

駅~ニューバージョン~ – 福田みのる

出会いと別れ いとしさ 涙
人のこころの 重さを乗せて
汽車は出る
おまえの旅立ちは
何を捨てるためなのか
泣いて 泣いて 泣き疲れて
心が乾いたら
戻れよ おれが 待つ駅へ

なやみと希望 痛みと 夢を
つめた鞄を かかえて人は
駅に着く
おまえの頬落ちた
涙あとにいつの日か
赤い 赤い 赤い花が
咲いたらその場所が
こころの 駅になるだろう

おまえに やれるのは
言葉なんか意味がない
駅の 駅の 駅の中で
ほほえみ待っている
やさしい男 それでいい

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