福浦隆之

津軽の母ちゃん – 福浦隆之

「…母ちゃん、元気か?
今年は、津軽に帰るからな…」

かぜなどひくなとヨー えんぴつ便り
ふるさと小包 とどいたよ
母ちゃんりんごを ありがとね
皮など剥かずに 噛ります
東京(とかい)じゃ 東京じゃ
買えない 味だもの

みちのく津軽にヨー 旅する人は
厚手のセーター 持つという
母ちゃんじょんがら 聞きたいな
お岩木お山は 吹雪でも
心は 心は 薄着で 暖かい

浅草名物ヨー 雷おこし
みやげに買ってく 夢ばかり
母ちゃん今年は 帰りたい
東京タワーに のぼっても
津軽は 津軽は 見えない 北の空

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出世鯉 – 福浦隆之

この世の川に 夢を抱き天まで昇れ 竜になれ男は鯉の滝のぼり苦労の波を くぐるたびでっかくなれよ 出世鯉明日のために 泥水を涙で飲んだ こともある男は鯉の滝のぼり

雪の宿 – 福浦隆之

雪にも匂いの あることをあなたとはじめて 知りました湯舟にひとひら 雪の宿吹雪のあとには 月が出てみだれた黒髪 指で梳(す)く雪にも情けが あるのならふたりを包

津軽酒 – 福浦隆之

渡る世の中 甘くはないと北の地酒が 身にしみる辛さ苦さは 男の味だグラスなどより 茶碗が似合うお父(ど)うじょっぱり 津軽酒酒は人肌 凍(しば)れる胸に厚い人情

東北道 – 福浦隆之

奥の細道 芭蕉の道をあの娘探して 歩く旅峠いくつに 港をいくつ越えて渡って 来たけれどうわさかくした 湯のけむり花の白河 振り出しに雪の津軽へ 東北道いつか青葉

麦 – 福浦隆之

麦という奴ァ 男草人に踏まれて 強くなる冬をだまって こらえても春の出番に 風雪を麦ははねのけ 立ち上がる春のさくらの かおりなく秋のもみじの いろもない目立つ

祝いの舞扇 – 福浦隆之

旅はみちづれ この世は情けそれが要の 夫婦道松と鶴との 縁結び明日へ翔び発つ 翼のように夢をひろげる 夢をひろげる祝いの舞扇何の色にも 染まっていない白い打掛け

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