神山羊

journey – 神山羊

あれに飲まれちまう奴は居ねえ
廃れたその希望は粒のよう
はじまりの合図が聞こえたら
耳を塞ぐより ほら はやく行け
誰かの顔色窺えりゃ
まず外れた目玉を拾いあげ
くだらん話はもうやめて
一度許せば その実何度でも

endless journey

砂の上を転げ廻って
遠くに見えた 憧れたもの
砂の上を転げ廻って
泣き喚くほどの
価値はないよなあ

あれに抱かれたまま朝は来ねえ
壊れた匙 震える指先で
掬い取った白亜どの口が
この甘さを真だと言えるのか

足が縺れて 喉も枯れて
気付きゃいつもの
タルパとおしゃべりさ
遠くに見えてたあの街も寄れば
腐った夢の垢

endless journey

砂の上を転げ廻って
近くに思えた 壊れた君も
砂の上を転げ廻って
抱きしめるほどの価値もないか

砂の上を転げ廻って
遠くに見えた 憧れたもの
砂の上を転げ廻って
泣き喚くほどの
価値はないよなあ

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