がらんどうに響く風 もう明日が手招いてる
このまま家に帰れば かすかな幸せも残ってる
待ち時間にたまらずやった携帯ゲームは
綺麗に積むだけ積めば 邪魔なものは消えてった
そんな風にして僕は ここから逃げ出すことだって出来るはず
そう思ってうなだれた顔を上げれば
ぐるぐる回るシャツと グルグル回る時計は
何かにしがみついている僕みたいだ
何周したってどうしても離せないまま
この風がやむのをただ待っている
ブラウン管をいつか揺らせるように 歌っているつもりで
もう君の心にも届きやしないこと わかってる
汚れたものも全部入れてしまえば 少しはましに見えるかな
そう思ってささくれた両手を見れば
強い鉛の放物線と 煙まみれの体は
何もかもが君の嫌いな僕だったんだ
何周したって言い訳もつかないけど
もう一度届くか聞いて欲しい
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