石野田奈津代

  • 恋人 – 石野田奈津代

    月が照らす川沿いの道二人並んで歩いたもうずいぶん長い間手をつないでないと気づいた あの頃は映画を見たり夜遅くまで電話で話した休みの朝は私のために紅茶を入れてくれたよね だけど最近は少しつめたくなったよね髪を切っても気づかないしこうやって愛は終わってくのかな ずっとずっと恋人でいたいいつか おばさんなんて言わないでねずっとずっと恋人でいよう忘れかけた恋心 もう一度 見慣れた顔にときめきさえもいつの間…

  • 泣いて泣いて – 石野田奈津代

    あなたを信じて 生きていたのに突然一人になった置き去りの傘 風に揺れてた代えのきかない人になりたかった 何度 電話をしても心はもう繋がらない最後くらい言わせてよ幸せだったこと 泣いて泣いて 過去に浸るより泣いてないで 前を向いてたい今すぐ笑顔になれなくてもいつかまた笑顔になれるようにいつか誰かを愛せるように心を磨いて輝きたい愛したことを消したくない 明日を信じて 歩かなくちゃねひとりは不安だけれど…

  • ひだまり – 石野田奈津代

    帰りたい 帰れない穏やかな 遠い町へ 夢見た大都会ビルの隙間の空足早な人の流れ慣れてきたけど今頃庭に咲く 朝顔やおじぎ草風が運ぶ潮の香り 恋しくて 人付き合い 仕事や恋うまくやる人 見るたびため息が足を止める思い出す 大きな空 帰りたい 帰りたい穏やかな あなたがいる町帰れない 帰らないこの街で 明日を夢見る 苦しいことばかりや冷たい人ばかりじゃないけど時々わからなくなるここにいる意味 ひとりで過…

  • 自由 – 石野田奈津代

    自由になれると思ったのあなたを忘れてしまえば愛情も切なさも消えてなくなると思ったの 思い出を置き去りにあなたのいない場所へ歩き出してみたけど あぁ 遠く遠く 離れるほど あふれ出す交わした約束 あなたと描いた日々 胸を染めてゆくあぁ どこに行けば 何をすれば 忘れられる?あなたの呼吸を あなたの大きな手を あなたの名前を 自由になれると思ったのあなたの手を離せばどこでも行けると思ったの流れてく雲の…

  • 波乱万丈 – 石野田奈津代

    自慢じゃないけど こう見えたっていじめにあって 苦しんでいた大好きな人に 浮気もされてもうホントに死んでしまおうかって 思ってた時もあった そんな私が今 笑ってられるのはその全てが私を強くしたからだと思ってる 心配なんかしなくても 笑ってられるわ心配なんかしなくても どうにかなるわ心配なんかしなくても いつか忘れられる心配なんかしなくても 生きていけるわ がんばって夢を 叶えてみたけれどCDが売れ…

  • x – 石野田奈津代

    わからないから たたずんでる何がしたい? 何ができる?見えないから 目を閉じてる黒い雲 埋め尽くす 自販機横のゴミ箱からあふれ出した空き缶中身のない私もいつか捨てられるんだろうだから焦って 進めなくて 変わらない夢終わらない日々私らしさ探してる 探してる ひとり歩く 夜の歩道冷たい風 にじむ光不安なんだ 未来のことここはどこ? こころはどこ? 変わらないもの終わらないもの確かなもの探してる 探して…

  • Say You Say ~仲間とともに~ – 石野田奈津代

    雨の日や曇りの日はちょっと憂うつになってた忘れたい過去を思い出しながら心の中を閉ざしていた何度も何度も 来るのがイヤだった学校だけど今では この風が気持ちいい 教室の窓から見える青い空海を見るのが好きだったバームクーヘンみたいで うまそうなグラウンドはむしょうに走りたくなる 熱くなれる場所 笑いあえた 語りあえた何気ない日々が大切な思い出に いつか変わるだろう照れくさくて 恥ずかしくていつも言えな…

  • 永遠 – 石野田奈津代

    次の駅で降りれば もうあなたに会えないね何年経っても きっと思い出す あなたを 私を呼び止める声がした振り返るとなつかしい笑顔夕暮れの電車の中 立ちくらみがした 見覚えのない服 短い髪でもまぎれもなく あなただった左手にきれいなリング光ってた 忘れないよ あなたと一緒に過ごした日々を突然時間が巻き戻されてく夕焼け雲 染まった茜色の街を背にこんなにあなたが好きだとわかった 今でも 友達に噂で聞いてた…

  • 夢のつづき – 石野田奈津代

    東京に出てきてから いくつも春が過ぎましたあなたの夢はもう叶いましたか? 「叶う」と信じてた夢は「叶わないかもしれない」に重なる月日が変えさせました 結果が出ない不安で 自分が間違ってるように思えて あわてて作ったドロの舟あっという間に海に沈みました あの時もっとがんばっていればあの時もっと勇気があればだけど過ぎた日々は戻らない今せぇいっぱい生きよう 根拠のない自信だけが 自分を支えてるだけでいつ…

  • 春夏秋冬~四季のうた~ – 石野田奈津代

    いつもいつも優しい顔で「おかえり」を言ってくれた人「体に気をつけなさい」と誰よりも心配してたね あなたがいなくなって初めて知った一緒にいられる時間はほんの何十年だと 短い夏が過ぎ風が秋を運んで星降る冬を越えあと何度 春を生きる? 「生きている今を大切に」やさしい声が聞こえてくる写真の中で笑うあなた変わらずに見守ってくれる あなたが座っていた椅子に腰掛けて名前を呼んでみたけど窓がきしむ音だけ 一番星…

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