私の話つまらないでしょう
言葉が溢れるのはきっとその眼差しのせい
行ったり来たり伝えられぬ想い
ロウソク吹き消すようになくなればいいのに
あたたかい夜風が切なくて
時計を見て泣きたくなった
肩に触れて何も言わずに
今夜もまた別れてゆく
きっとこの涙はあなたを好きになったから
ひと粒落ちて花が咲いた 恋をする心の花
ひとりになって歩く帰り道
こんなに街の色さえも褪せて見えてしまう
いつもと同(おんな)じ朝が来て
私は髪をとかし
紛れてゆく人の波間に
それでももう嘘つけない
きっとこの涙はもうあなたに会いたくて
ひと粒落ちて花が咲いた
そして咲き続ける
きっとこの涙はいつか愛されたいから
ひと粒落ちて花が咲いた 恋をする心の花 ooh…
ひと粒落ちて花が咲いた 恋をする心の花 ooh…
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瀬戸の花嫁 – 石原詢子 瀬戸は日暮れて 夕波小波(ゆうなみこなみ)あなたの島へ お嫁に行くの若いとだれもが 心配するけれど愛があるから 大丈夫なの段々畑(だんだんばたけ)と さよならす
ホレました – 石原詢子 この身を裂かれても あなたと逢いたい離れない離さない 命の限り指先こごえる津軽の空から ジョンガラ雪降りゃホレましたホレました波また波打つ日本海あなた愛しい北の
残り紅 – 石原詢子 淋しいと あゝ言えないであなたの肩を たゞ揺する抱かれたら あゝつらいだけわかっていても 逢いたいの一日一生 そんな恋だから過去も未来も 訊かないでみだらみだら
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花暦 – 石原詢子 月は東に 日は西に暮れて心は うす化粧恋の花道 つな渡りまかせましたよ 行き先は弥生(やよい) 夜桜 はなれ茶屋水の流れに 尾を引いて点るちょうちん 屋形船粋(
人恋しぐれ – 石原詢子 幾つになろうと 女の胸は叶わぬ恋に 旅する舟よ揺れて流れて 木の葉のように見えない運命(さだめ)に 明日(あした)を探す哀しい夢でも 夢でもいいわあなた一人が
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夕霧海峡 – 石原詢子 あの人を……連れて連れて連れて行くなら 連絡船よ未練ひとつを なぜ積み残す逢うが別れの 波止場の恋は汽笛ひと声 波間に消えて死ねというのか 夕霧海峡淋しさは……
ふたりづれ – 石原詢子 逢いたさを 手酌の酒に待てばせつない 小窓の夕月よ夢をください おんなの夢をこの恋に この恋に 決めた 私です…泣いてもいいわ ほれたあなたとふたりづれなぐさめ
しあわせの花 – 石原詢子 ほれてほれられて ふたりになったから辛い時こそ笑顔で 寄りそい歩きたい愚痴ってみても はじまらないし呑んで忘れましょう…もう泣かないで もう泣かないわ 決めたじ
おんなの涙 – 石原詢子 髪をとかせば あなたの匂いこぼれて切ない 雨の夜ほろり ほろほろ涙がほろりばかな女と 言われてもあなた今でもやっぱりあきらめきれないのお願いもう一度 帰ってよ他
よりそい草 – 石原詢子 あの町この町 流れてきたの浮草みたいに 女がひとり馴染みもないのに 大阪はふしぎね ふしぎね 水が合う咲かせていいのね もう一度あなたによりそい この町でひと雨
きずな酒 – 石原詢子 夢のようです あなたと二人さしで飲むのは 久しぶり愚痴(ぐち)を畳(たたみ)に こぼしたら苦労ぐらしの 甲斐(かい)がない窓の下には すみだ川惚れて注ぎ合う き
ふたり傘 – 石原詢子 傘に寄りそう 温もりが雨の夜道に 灯をともす倖せになるんだよ 風が言う側にあなたが いればいい雨がうれしいうれしい ふたり傘何もなかった 出逢いでも今は命を か
明日坂 – 石原詢子 愛の荷車 ふたりで引いて夢の架け橋 越えてゆく今日は二人の 目出たい門出飲んで一節 添えましょか唄も祝いの 宝船順風満帆 船出をしてもやがて嵐の 海に出る辛い時
さよなら酒 – 石原詢子 うわべばかりで 恋した頃じゃ分らなかった 愛おしさ面と向かって お酌をすればからだ丸めて 照れてるあなたこんないい男(ひと) どこにもいない悲しい昔は さよなら
濃尾恋歌 – 石原詢子 伊吹(いぶき)おろしが 刺すよに吹けば濃尾平野は 冬間近木曽の流れは 海へと帰る空よ風よ鳥たちよ 伝えておくれ私はひとり ひとり待っている郡上(ぐじょう)踊りで
雨の居酒屋 – 石原詢子 お酒並べて あなたの分も飲んではみても涙ばかりがなついてしまう切ないですねあなた今夜は どうしてますか外は雨つらい つらい春と云うのに寒すぎる雨の居酒屋はいつか
浜唄 – 石原詢子 沖のかもめが 別れをせかすわたし港で 袖をふる出船悲しや 待つ身には三日三晩は 長すぎるヤンサノエー ヤンサノエーあなた浮かべて 日が暮れる紅をひく度 あなたを