石原裕次郎&八代亜紀
赤いグラス – 石原裕次郎&八代亜紀
唇寄せれば なぜかしびれる
赤いグラスよ
愛しながら別れて 今もなお
遠くいとしむ あの人の
涙 涙 涙
別れの言葉を 思い出させる
赤いグラスよ
わたしだけが知ってる あの夜の
恋の苦しみ もういちど
夢を 夢を 夢を
かえらぬあの日よ 今宵ふたたび
赤いグラスに
花は咲いても散っても 思い出は
赤いグラスに くちづけて
いつも いつも いつも
唇寄せれば なぜかしびれる
赤いグラスよ
愛しながら別れて 今もなお
遠くいとしむ あの人の
涙 涙 涙
別れの言葉を 思い出させる
赤いグラスよ
わたしだけが知ってる あの夜の
恋の苦しみ もういちど
夢を 夢を 夢を
かえらぬあの日よ 今宵ふたたび
赤いグラスに
花は咲いても散っても 思い出は
赤いグラスに くちづけて
いつも いつも いつも
夕陽の丘の ふもと行くバスの車掌の 襟ぼくろわかれた人に 生き写しなごりが辛い たびごころかえらぬ人の 面影を遠い他国で 忘れたさいくつか越えた 北の町目頭うる
心の底まで しびれるような吐息が切ない 囁きだから泪が思わず 湧いてきて泣きたくなるのさ この俺も東京で一つ銀座で一つ若い二人が 始めて逢った真実(ほんと)の
なぜ泣くの 睡毛(まつげ)がぬれてる好きになったの もっと抱いて泣かずに踊ろよ もう夜もおそい私が好きだと 好きだと云ってフロアは青く ほの暗いとても素敵な東京
赤坂で別れて どこへ帰るの赤坂で別れて 朝まで歩きつづけるのひかりさざめく 一ツ木通り落葉の匂う 坂みちさよならは さよならは まだ云わないで赤坂で別れて 誰と
俺のこの手を 離すなよ叱る言葉が なお辛いなぜにおまえは 親捨てて北のはてまで ついて来たひとの誹りを うけるとも二人だったら 生きられる寒い夜汽車に 乗ったと
なぜ泣くの 睫毛がぬれてる好きになったの もっと抱いて泣かずに踊ろよ もう夜もおそいわたしが好きだと 好きだと云ってフロアは青く ほの暗いとても素敵な 東京ナイ
かわいゝ横顔 やつれたお前別れて今日まで 探したあなた離すものかと 抱きしめてあつい涙を 拭いてやる夜の東京 二人のめぐり逢い淋しい目をして 呑んでたあなた枯葉
愛していながら 二人は負けたわたしの弱さが 世間に負けた死ぬも一緒と きめた恋他人同志に なれと言うつらい つらい つらい運命のわかれ川しあわせ一年 ちいさな暮
おまえは死ぬほど つくしてくれたあなたは誰より 愛してくれた過去を許して ささやかな明日を見つけた 恋なのになんで なんでなんで世間は切り離すあなたに男の 強さ