真空ホロウ

回想列車 – 真空ホロウ

たいして生ききれぬこの時代を 歩くのがもう怖くて
少しだけ 虚ろ気に揺れる車窓に
添って意味のない溜め息で 吐き出した今日のハイライト
でもすぐに 地下鉄の闇に吸い込まれる

毎日 同じ名前の 同じ景色が広がることさえ
並んだレールの 違う世界の街かもしれない
何にも 分からないけど 変わらないかもしれないけれど
本当のわたしは 何処にいてもいい 何を観てもいい
眼を伏せ わざと乗り過ごし着いた其所は からっぽの終点

来年 あなたが隣に居たって 愛すのはまだ怖くて
少しだけ 距離を置き乗るは3番線

だって あなたの温もりなんて 信じきる方がツラクて
ほら既に 回想は闇に切り離された

毎日 同じ景色を 同じわたしが生きてることさえ
並んだ世界の 違うわたしの夢かもしれない
何にも 分からないとか 変わらないとか決めつけてるけど
本当はあなたが居てくれるから わたしが居るの
全て無意味でもあなたの温もりが わたしだけの終点

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新世界より – 真空ホロウ

君しか知らない僕のこと僕しか知らない君のこと意識が遠退く首すじと潤んだ粘膜の夜の味マネキンのような君の背中気づけばギラつく青い羽根知らない煙草の残り香に緩んだ口

The Small world – 真空ホロウ

いつかは消えると思ってた記憶さえ新しい世界をも 飲み込んで色を増す雨降りの朝に溶け込んでゆく街は心と混ざって取れなくて 取れなくて紫色した曇り空 全て吸い込んで

週末スクランブル – 真空ホロウ

余計な事は考えても無駄到底はヒトはヒトのまま「もしかして生まれ変われるなら今度は何になろうか」なんてさ誰かが死んで誰かが泣いてそれにつられて泣いてりゃそれでいい

眩暈 – 真空ホロウ

巨大な歯車 めくるめく速さで重なって見えない次元の不確かは動き出していた繰り返す朝 また明日も そう終わりがないのは分かっていた走り出す街 行く当ては無し始まり

Highway My way – 真空ホロウ

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思春の生贄 – 真空ホロウ

蒔いた 咲いた 欠いた 毎回空いた 間 最低 どうして?知って欲しいから? 誰かを知りたいから?孤独に向かう 自由へと羽ばたく為に遠くで笑う 誰かと笑う為に互い

アナフィラキシーショック – 真空ホロウ

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スノーホワイト – 真空ホロウ

モノクロの雪が降る真夜中の線路沿い冷え切った身体だけあとは全部嘘だったのさ全てを愛せると思ってた全てを許せると思ってた彼に見せる知らない笑顔も君がいつも帰ってい

バタフライスクールエフェクト – 真空ホロウ

廊下で蝶が羽ばたいて グラウンドに嵐が起きた知らぬ奴に絡まれても 適当にあしらえぬ自己顕示理科準備室の片隅で 雄しべと雌しべがこんにちは気遣い気付かれ傷ついて 

虹 – 真空ホロウ

何時まで経っても届かないよあと何廻も繰り返す日常たとえ届いても終わりじゃないよつかんでもすり抜け消える蜃気楼解ってんだよ このままじゃ駄目なことたまに演じていた

CAGE – 真空ホロウ

酷く晴れた朝の 虹の架かる空があの日のことなど 消し去ってしまうから僕は羽根を毟り 痛み目覚めさせて曇り空の夢に 今日も眠るのさ乱反射する水溜りの中で蠢いている

TokyoBluebug – 真空ホロウ

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アラームによる睡眠妨害朝日が目と心をサすノイズ掛かった街並みを規則のように同じ場所へ…揺れる電車 圧される肩 嗤われてるような気がします気にしたくないのに 支配

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被害妄想と自己暗示による不快感 – 真空ホロウ

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