真空ホロウ

アナフィラキシーショック – 真空ホロウ

君の顔が頭の中をぐるぐる廻っている
何とも言えないこの敗北感
朝になると頭の中が痒くて仕方ないの
今だってそう吐き気がするほど劣等感で一杯です

過剰反応してるみたい
嫌い痒いたぶん嫌い
僕君みたいになりたいと思っていたからこそ
今になって痛いくらいわかったの
僕君アレルギー

君と逢えて話せるまではあんなに好きだったのに
蕁麻疹で免疫など皆無
君の顔が頭の中をぐるぐる廻っている
今だってそう本当は好きなはずなのにな…

過剰反応してるみたい
嫌い痒いたぶん嫌い
僕君みたいになりたいと思っていたからこそ
嫌いになって痛いくらい変わるかも
君とのヒエラルキー

・症状 : 涙が止まらない
・原因 : 用法容量認識不足

・症状 : ピーターパンに戻りたい
・処方 : 咳止めシロップ

—-おかわり頂戴?—-

過剰反応してるみたい
嫌い痒いたぶん嫌い
僕君みたいになりたいと思っていたからこそ
未来になって痛いくらいわかるかも
誰?僕アレルギー
酒落臭い

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新世界より – 真空ホロウ

君しか知らない僕のこと僕しか知らない君のこと意識が遠退く首すじと潤んだ粘膜の夜の味マネキンのような君の背中気づけばギラつく青い羽根知らない煙草の残り香に緩んだ口

The Small world – 真空ホロウ

いつかは消えると思ってた記憶さえ新しい世界をも 飲み込んで色を増す雨降りの朝に溶け込んでゆく街は心と混ざって取れなくて 取れなくて紫色した曇り空 全て吸い込んで

週末スクランブル – 真空ホロウ

余計な事は考えても無駄到底はヒトはヒトのまま「もしかして生まれ変われるなら今度は何になろうか」なんてさ誰かが死んで誰かが泣いてそれにつられて泣いてりゃそれでいい

眩暈 – 真空ホロウ

巨大な歯車 めくるめく速さで重なって見えない次元の不確かは動き出していた繰り返す朝 また明日も そう終わりがないのは分かっていた走り出す街 行く当ては無し始まり

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ミラードール – 真空ホロウ

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4月某日 – 真空ホロウ

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娼年A – 真空ホロウ

愛してしまいそうな 硝子越しの輝き割いたら触れられそう でもまだ怖くて硝子張りの部屋 此処は眩しい暗闇仮面を被る僕らの戦場は ショーウィンドー沢山の笑顔 奪うた

思春の生贄 – 真空ホロウ

蒔いた 咲いた 欠いた 毎回空いた 間 最低 どうして?知って欲しいから? 誰かを知りたいから?孤独に向かう 自由へと羽ばたく為に遠くで笑う 誰かと笑う為に互い

こどものくに – 真空ホロウ

現実を逃避する間もなくて日々は最大の価値を失くした暴力で成立する人間関係は『フハイシタセカイ』を倦むどうやって生きてきたってどうやっても変えれぬ現実があって『ほ

スノーホワイト – 真空ホロウ

モノクロの雪が降る真夜中の線路沿い冷え切った身体だけあとは全部嘘だったのさ全てを愛せると思ってた全てを許せると思ってた彼に見せる知らない笑顔も君がいつも帰ってい

バタフライスクールエフェクト – 真空ホロウ

廊下で蝶が羽ばたいて グラウンドに嵐が起きた知らぬ奴に絡まれても 適当にあしらえぬ自己顕示理科準備室の片隅で 雄しべと雌しべがこんにちは気遣い気付かれ傷ついて 

虹 – 真空ホロウ

何時まで経っても届かないよあと何廻も繰り返す日常たとえ届いても終わりじゃないよつかんでもすり抜け消える蜃気楼解ってんだよ このままじゃ駄目なことたまに演じていた

CAGE – 真空ホロウ

酷く晴れた朝の 虹の架かる空があの日のことなど 消し去ってしまうから僕は羽根を毟り 痛み目覚めさせて曇り空の夢に 今日も眠るのさ乱反射する水溜りの中で蠢いている

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散らかった部屋の中で パソコン画面の灯りだけ暗いのはこの世の中で 僕らの心で変わるらしいわからない わかりたくない わかって欲しいけど言い出せない毎日が速さを増

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MAGIC – 真空ホロウ

アラームによる睡眠妨害朝日が目と心をサすノイズ掛かった街並みを規則のように同じ場所へ…揺れる電車 圧される肩 嗤われてるような気がします気にしたくないのに 支配

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