白鳥マイカ

青空 – 白鳥マイカ

青空が眩しかった
おだやかな午後
優しさが眩しかった
それ以上に 痛いほど
染みてゆく

どれくらい 近づけば あなたを感じられる?
どれくらい 離れたら あなたを忘れられる?
どこへも行けない私は 空の青さに立ち尽してた

待つことに慣れすぎた
春の終わり
明日には変わると思った
これ以上も これ以下もないまま
春は過ぎてく

どれくらい 抑えたら あなたを自由にできる?
どれくらい 護れたら あなたを幸せにできる?
きれいなままに閉じ込めて それでも愛と言えるのかな?

当たらずに 障らずに 流れゆく時に甘えて
想うほど 想うほど ずっとずっと…
その手をつないで いられたらいいのに

どれくらい 近づけば あなたを感じられる?
どれくらい 離れたら あなたを忘れられる?

どれくらい 抑えたら あなたを自由にできる?
どれくらい 護れたら あなたを幸せにできる?

あぁ まだここで私は 何もできずに立ち尽してた
やわらかな風に 吹かれながら
つきぬけるような 青空の下で

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