白根一男

男の純情詩集 – 白根一男

見果てぬ夢の 灯りのように
おまえ待たせた 雨上り
初恋みたいに うつむいて
純な気持で 肩抱いた
せめて 男の純情詩集

出逢うのが遅すぎたなんてもう決して言わせないよ……
あるいて来た別々の道が今、ひと筋にみえて来たもの。

茨の道と 言いたかないが
人の月日は 古い傷
おまえのぬくもり 抱きしめて
つらい昔を 遠くする
これが 男の純情詩集

何も言わず たゞだまって熱い想いに耐えるだけだったら……
おれもおまえもこのまゝ死んで行くしかなかった。
いゝさ……もう後へは戻れない。
おまえの心がおれのねぐらおれの心におまえが住めば
どこへ流れようと生きて行けるさ。

わけ知り顔で 生きてはいても
何も見えない 人の道
一途に生きたい この恋に
少しあしたが 見えりゃいい
酒よ 男の純情詩集

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