畠田理恵

  • 人見知り – 畠田理恵

    つま先上がりの坂道夕日に抱かれ登ってくガラス瓶に入れた元気あなたに届けたいの 逢いたくて 逢えなくて夏が終われば 待たされて待ちわびて ひとりきり 人見知りなわたしさえ変えてしまう笑顔のヴェールを解くのよ今までとは違うからほんとの恋どうしても判ってほしい あなた 風の斜面にコスモスがあなたへの道を教える白くなるほど握った手を空へと広げてみた 言いたくて 言えなくて秋に変われば 眠くない眠れない 遠…

  • マグネティック トワイライト – 畠田理恵

    地球儀を リターンして初めから あなたに逢いたい戻る部屋(my room) はずすボタンブラウスに しわひとつ ないなんて… 夕陽から 夜明けまで肩を抱かれただけの 不思議 唇づけロマン もう知ってるの彼の夢を 飛びこしてみたい 甘い口紅より あなたを教えて…… トワイライトは マグネティックひきよせる 恋たちの メモリィいくつかの 恋をしてあなたなら かまわない Fortune おとなより 子供…

  • プラス・マイナス・ゼロ – 畠田理恵

    コンクリートのリズム夜のディスコティック広い背中 抱き締めたそうねあなたもたぶん 寂しがり屋ね愛を探す 暗闇の中 5分 先のこと誰にも わからない謎よ プラス・マイナス・ゼロ自分らしくいたい夢は一つじゃなくて幾つもだいていたいからYES AND NO 気分次第で変わるあなたの手におちても 私は白いペガサスよ しばらない しばれないそんな人でいられるなら心魅(み)させてあげるわ 恋は錯覚だよと あな…

  • ここだけの話~オフレコ~ – 畠田理恵

    どこまでなら許されるKissの次?知りあったら その日ではいけないの? 帰りたくない明日逢えたって時計はずしてあなたにあずけた ここだけの話あなたなら恥ずかしくないつなぐ指からI love youを奪って何歳(いくつ)がよくって何歳だと悪いと言うのホントに好きならわたし 何でもできるわ どこまでならキレイなの胸の上?ハートだけじゃ無理ですかこれ以上? わたしのことがあなた嫌いなのとってもこわい顔を…

  • 花と小父さん – 畠田理恵

    小さい花に くちづけをしたら小さい声で僕に言ったよ 小父さんあなたは やさしい人ね私を摘んで お家につれてって 私はあなたの お部屋の中で一生懸命咲いて 慰めてあげるわ どうせ短い 私の生命小父さん見てて 終るまで 可愛い花を 僕は摘んで部屋の机に 飾っておいた 毎日僕は 急いで家に帰って花と お話をした 小さいままで 可愛いままで或る朝花は 散っていったよ 約束通り 僕は見ていた花の生命の 終る…

  • 渚のスカウト – 畠田理恵

    「Baby face こっちを向いて」せっかく海を灼きに来ても「Baby face 名前教えて」原宿歩いてるみたいね 誰もが声をかける渚は恋のスカウトワクワクしてるくせに誘惑 迷惑 だめよ 私の恋は水着の中にかくしてあるのよまっ白な胸の秘密はそうかんたんに教えない 「Baby face 今何歳(いくつ)なの?」今年でちょうど年頃なの 誰もが誘いかける渚は恋のスカウトドキドキさせておいて潮時 引け時…

  • ゆめ旅人 – 畠田理恵

    蒼い天空(そら)がただひろがる 砂漠の町言葉もわからぬままあなたからの絵葉書だけ 頼りにしてひとりでたどりついた ああ 遠く離れ あなたの帰りをああ 待ちきれず 愛を追いかけてきたの 何処にいるの あなた 私を見つけだして希望(ゆめ)の地図をひろげ 名前を呼び続ける逢いたくて 逢いたくて果てしない異国(くに)さまよう旅人 うしろ姿 よく似たひと見かけるたび駆けよってみるけれどかわいた大地と 砂色の…

  • 夜明けの月に悲しみを – 畠田理恵

    もうすぐ朝陽がこの街を金色のヴェールで包んでゆく一番高い丘を探し夜明けの月に悲しみすてるのほら きのうまで悩んでいた事悔やんでた事 もう泣かないわあなたがいなくても素顔のままで綺麗になりたいのSay good bye to loneliness一番好きだった自分自身とりもどすの もうすぐ そうきっとたぶんね好きになりそうな人がいるのよあなたにどこか似ているって友達に言われて気がついたのほら 光りだ…

  • 季節にブレイク – 畠田理恵

    はげしく彼 ブレイクしてく愛の季節 暗示するわ あなた強い風に 向かってたのもしく見えて 素敵よ あなたのそば鼓動まで 海のようひびいて目を閉じれば恋心あらがえなくて突き上げてくる 早く私に ささやいて早くどこかへ つれてってこれから季節を あなたと走りたい熱い賭けよ ブレイクして 閉じてた心ほらね海は 女性名詞 強く寄せる波 あなたの足もとで語りかけてる 裸足のまま突きすすむ この私受けとめ海よ…

  • ターミナル – 畠田理恵

    スクランブル 流れる人は河ね立ち止まってる 二人だけ 夜更けの駅 最終アナウンスが発車のベルに 重なる 「帰るなよ」と視線(まなざし)のキスを浴びて うつむいた さよなら時刻の ターミナル時計 横目に 責めないで友達の部屋に 泊るってまだ嘘は つけない…つけない 男の子は なんでも知りたがりね絡めた指が あせってる 思い通り いかない事があると急に無口に なるのね とても好きよ 好きだけどすぐにお…

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