畑中葉子

テキーラ – 畑中葉子

40階の部屋に セピアの雨が煙る
約束は9時 とうに針はひと回(めぐ)り
ふられてふって どうなのドンファン
女だって 酔う夜があるわ
タロットのカード手に 占うたびに
「許されない愛」
テキーラ テキーラ 心にはしる炎
テキーラ テキーラ 心にはしる炎

地球儀指でまわし 二人の旅を想う
ここは東京もとの ふりだしのひとり
ふられてふって カサノヴァ気取り
そして私 待ちくたびれてる
悲しみに 火をつけて
グラスにルージュ 夜に紅の色
テキーラ テキーラ 心にはしる炎
テキーラ テキーラ 心にはしる炎

ふられてふって どうなのドンファン
私一人 生きろというのね
春夏と 秋冬と
窓の季節が 変るのをみたわ
テキーラ テキーラ 心にはしる炎
テキーラ テキーラ 心にはしる炎

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後ろから前から – 畑中葉子

後から前からどうぞ 後から前からどうぞ後から前からどうぞ いつでも抱きしめていいのやさしさの中に隠した 熱い野性二つの顔を持つ そんなあなたが好きつかの間の恋に

愛はMUSIC – 畑中葉子

あなたに 夢をあげるわ目をあけたまま 見えてくる夢不思議でしょう 涙が消えて願いが私を 変えてゆく自由になるわ 愛したいから生きているのが うれしいのWhat

Remember from「慕情」 – 畑中葉子

幸福な二人連れと すれ違う街角にはあなたと待ちあわせた 想い出が落ちているわぜいたくな一日さと 誘われてあなたと観た映画のラスト・シーン 焼きついているわあなた

Get Down – 畑中葉子

雲にまかれたら摩天楼 誰に抱かれても蜃気楼都会には本気の恋なんてないわ あるのは幻Get Down Get Down 落ちるところまでGet Down Get

ホテル・ペニンシュラ – 畑中葉子

体のほてりを FMのNewsがさましてくおそい朝ゴロワーズの箱 一本欲しいという声に投げかけてもの売りや 港の香りぬけてステップ踏んでく 心はエトランゼ時も忘れ

Solitude – 畑中葉子

ホテルの窓によりそい見おろす都会(まち)はジュエリー遠いあの人は今頃眠りにおちた頃かしら泣かされ続けたのに帰りたいのは何故傷つけあってきたくせにひかれあうのは何

ドラマ – 畑中葉子

不思議な生き物ね 私は女あんなに悲しい 別離されてもまたにぎわう街で 恋をひろってひと夜のドラマを 演じてしまう昨日は昨日 明日は明日ララルー 忘れましょうララ

I Love You – 畑中葉子

みせかけのTVドラマが 幕をあけ始まる時間笑いと作り話しに 夜の街包みこまれてざわめく会いたい君にさえ 素直になれないよ何かにしばられて ドコにも行けないよI

口唇にSparking Love – 畑中葉子

(Shake) 光と影に(Kiss) 誘惑されて(Touch) 甘いささやき(Flash) あやしい予感オボトボコボトボ オボンブナバノボお楽しみトボマバドボイ

悲酔鳥 – 畑中葉子

幸せな人はきっと ぬくもりで朝を知る不幸せな私は 涙で夜を待つだって悲しみいくつも 人より知ってるから気づかないふりをして 笑っていられる身体をあずけて 裸にな

支那の夜 – 畑中葉子

支那の夜 支那の夜よ港の灯り 紫の夜に上るジャンクの 夢の船ああ 忘られぬ 胡弓の音支那の夜 夢の夜支那の夜 志那の夜よ君待つ宵は 欄干(おばしま)の雨に花も散

情熱の花 – 畑中葉子

ラララ……小さな胸に 今宵もひらくは情熱の花 恋の花よ初めてふたりが ちぎりをかわしたその想い出が 妖しくにおう小さな胸に 今宵も咲いた血潮のような 赤い花びら

恋のバカンス – 畑中葉子

ため息の出るようなあなたのくちづけに甘い恋を夢見る乙女ごころよ金色に輝く熱い砂の上で裸で恋をしよう人魚のように陽にやけた ほほよせてささやいた 約束は二人だけの

人形の家 – 畑中葉子

顔もみたくない程あなたに嫌われるなんてとても信じられない愛が消えたいまもほこりにまみれた人形みたい愛されて 捨てられて忘れられた 部屋のかたすみ私はあなたに 命

まちぶせ – 畑中葉子

夕暮れの街角 のぞいた喫茶店微笑み見つめ合う 見覚えある二人あの娘が急になぜか きれいになったのはあなたとこんなふうに 会ってるからなのね好きだったのよあなた 

愛の水中花 – 畑中葉子

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ロックンロール・ウィドウ – 畑中葉子

もてたいための ロックンローラーあなた動機が不純なんだわ金髪美人のグルーピーいつも はべらせ歩いてる人の曲にはケチつけてスーパースターを 気取っているけど何か違

私はピアノ – 畑中葉子

人もうらやむよな仲が いつも自慢のふたりだったあなたとならどこまでも ゆけるつもりでいたのに突然の嵐みたいに 音を立ててくずれてく涙が出ないのはなぜ 教えて欲し

せんせい – 畑中葉子

淡い初恋 消えた日は雨がしとしと 降っていた傘にかくれて 棧橋でひとり見つめて 泣いていたおさない私が 胸こがし慕いつづけた ひとの名はせんせい せんせい それ

悪女 – 畑中葉子

マリコの部屋へ 電話をかけて男と遊んでる芝居 続けてきたけれどあのこもわりと 忙しいようでそうそうつきあわせても いられない土曜でなけりゃ 映画も早いホテルのロ

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