桜の蕾が 咲く頃に
“逢いに行きます”と不意の便り
光って凍って 水鏡
屈んで髪解く 私がいます
長い間 空ばかり見て
冬の雲を 追いかけていた
明日はこの空 季節に返して
私 歩き始めます
ひと雨ごとの 春の風
あなたの胸にも 渉りますか
逢えない逢えると 花びらを
拾って浮かべて 日を捲ります
長い間 星を見上げて
一つのこと 願い続けた
明日はこの星 夜空に返して
私 歩き始めます
長い間 空ばかり見て
冬の雲を 追いかけていた
明日はこの空 季節に返して
私 歩き始めます
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