由紀さおり

  • 初めての今日を – 由紀さおり

    夢見る時代を 過ぎて今なおこの胸に 宿る光よ消えぬように 灯しながら初めての今日を生きてゆきたい 名前も知らない 小鳥のさえずり朝露に 煌めく青葉何気ない 日々の中初めてのときめきを見つけたい 激しく燃えさかる 炎はいらないけど未来をあきらめてしまいたくはないから 幾千の出会い 幾千の別れ幾千の流した涙受け止めて 前を向いて初めての今日を生きてゆきたい たとえばあの時 手放していたらどんな人生だっ…

  • 隠恋慕 – 由紀さおり

    ここから先は苦しくなると心がぼとり音を立て 女になんか生まれたからと涙がほろりきりがない 欲しがりながら怖がりで幸せ探すかくれんぼ もういいかいもういいかいまーだだよ 戻れぬ道でまた立ち止まる落葉がひらり風にゆれ 好いて好かれて傷つけあって二人はひとりしかたない 躊躇うくせに欲張りで日の暮れなのにかくれんぼ もういいかいもういいかいまーだだよ もういいかいもういいかいまーだだよ 人気の新着歌詞 夢…

  • 愛は花、君はその種子 – 由紀さおり

    やさしさを 押し流す愛 それは川魂を 切り裂く愛 それはナイフとめどない 渇きが愛だと いうけれど愛は花 生命の花きみは その種子 挫けるのを 恐れて躍らない きみのこころ醒めるのを 恐れてチャンス逃す きみの夢奪われるのが 嫌さに与えない こころ死ぬのを 恐れて生きることが 出来ない 長い夜 ただひとり遠い道 ただひとり愛なんて 来やしないそう おもうときには思いだしてごらん 冬雪に 埋もれてい…

  • ひだまり – 由紀さおり

    なぜか あの日の空に 似ている気がして風のなかに消えた背中を 思い出してたいくつ春を越えたでしょう さよなら越えたでしょうまぶたの奥で あなたは 手を振るだけなの しあわせなんて つかめそうで つかめない 星のひかりだけど不思議ね 追いかけて 追いかけてわたしは今ここにいる 愛していたのと つぶやいてみても返事はこないの 風が吹くだけひだまりのような 優しいおもいで胸に 胸に 抱きしめ 生きていく…

  • 覚えていてね – 由紀さおり

    覚えていてね 遠いあの日夢のような 恋をしてたこと 傘もささずに ふざけあって雨の街へ 駆けだした どれだけ時が過ぎても あなたよりも愛した人は なかった 雨がそぼ降る こんな夜は夢のなかで 会えるといいね 覚えていてね 別れの夜かなしすぎて 嘘をついたこと 見つめた目から こぼれ落ちたひとしずくの 流れ星 最後の願いも口に 出せないまま「元気でいて」と 笑った 心さみしい こんな夜は夢のなかで …

  • 岸辺の恋人 – 由紀さおり

    胸の森が騒ぐ朝恋は始まっているの風は走り草を掻き分け道を教える 夢の続きを 探して迷うあなたも旅人ね少し並んで 歩きましょうかゆらり揺らめききらきらり煌めき時の岸辺を 少し トンボ捕まえてくれた少年によく似たあなたあの日燃えてた夕陽の赤忘れられずに 夢の終わりは 誰も知らない旅は果てしなくて心ふれたり はぐれてみたり明日(あす)にときめき愛しさに騒(ざわ)めき時の岸辺で 二人 夢をまた 探して迷う…

  • 椿 – 由紀さおり

    雪の青めく肌に 零れ落ちた椿が夢を見ているように 空を仰いだ燃ゆる舞台の上で 時を越える娘は夢を見ているうちに 眠りにつくのよ 何度でも変わる あの人に恋をして 遠くまで来てしまったけれど今夜こそ ここで連れさってくれるなら 何も持たない貴方だけが私のすべて 幸せよ 嗚呼 いつの日にも 命をかけて歌う生涯はでもね 貴方 本当のところ 私はどうして歌っているのかしら 雪の青めく肌に 零れ落ちた椿が夢…

  • de laube a laube ~夜明けから夜明けまで~ – 由紀さおり

    言葉も無くて離れられないね見つめ合う二人を赤く染めるde l’aube? l’aube 子供のように 笑う君だった見えなくなるまで手を振りあったde l’aube? l’aube 愛されていたね どんな時だって目の前の景色に 君だけがいないから君の優しさがよくわかる今さら 夜と朝が交わる場所へさよならも告げずに行ってしまったde l’au…

  • ロビーの隅に – 由紀さおり

    時刻は丁度 午後十時回転ドアが 廻わってる空港からの バスが着く知らない国の 話し声 ロビーの隅に 立つ私人待ち顔な 影法師今日こそ彼と 結ばれる心の準備 して来たの 私の顔を 知っている誰かに逢うと 嫌だから煙草を喫って ふしだらな女のふりを 女のふりを しているの ガラスの外の 大通りこまかい雨が 降っている子供を連れた 人がいる恋人らしい 人もいる ロビーの隅に 立つ私人待ち顔な 影法師電話…

  • あなたにとって – 由紀さおり

    眠っている大地に絹のような優しい雨降れば野花が芽を出すあなたにとって雨でありたい 華やかな街並みは遷り変わってゆくけれど山は静かに聳えるあなたにとって山でありたい すみれ香るそよ風 甘い思い出を乗せて忘れかけた夢をみるあなたにとって風でありたい 凍てつく体を寄せ 焚き火に手をかざしたら心までが熱くなるあなたにとって炎でありたい 空に夕日の足跡 淡い光を見上げてそっと手を握りしめるあなたにとっていつ…

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