田山ひろし

海竜 – 田山ひろし

泣いて 別れた 理由ある女(ひと)を
今も あきらめ切れぬまま
向かい焼酎(ざけ)だよ あばれ海竜
壱岐(いき)の港の 戻りの船は
お前を 抱えて ふたり船

運命(さだめ)の恋と 心に決めて
今夜この手で 抱いてやる
迎えに行くんだ 俺は海竜
女ざかりの 五弁の花が
風の まにまに 散らぬまに

命あたえて 玄界灘は
俺にゃ逢えない 母親がわり
祝ってくれるか 夫婦(めおと)海竜
親の許しを貰うよに
海の 夜明けに 両手を合わす

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とまり木挽歌 – 田山ひろし

抱いて下さい あの日のようにあなた恋しい 路地灯かりささいなことばの すれちがいあれっきり あれっきりひとり ため息 手酌酒女の 女の とまり木挽歌背中合わせの

運命道 – 田山ひろし

吹き荒れる風もひと山越えれば 丸くなる人生もまた そんなもんだよ上り下りの 道だけど粛々と 粛々と歩いて行こうよ 運命道ゆうべ見た星も今夜はなみだの 雲の中人生

縁歌 – 田山ひろし

おめでとう おめでとうおまえも嫁も 元はと云(い)えばちがう親(ひと)から授かってほんの小さなきっかけだけでここにいるのが不思議な縁(えにし)味なもんだね 異な

夜桜海峡 – 田山ひろし

頬の涙は ぬぐえば 消える消えぬ あの夜の 恋未練愛して下さい もう一度汽笛がボー 涙がボロッボロー船も波止場もブイの灯もみんな 泣いてる 夜桜海峡闇に一粒 お

津軽のばんば – 田山ひろし

盆でもないのにどうしたと おれをさすって喜んでお天道様が高いのに 酒のしたくを いそいそとハァー 津軽 津軽 津軽ョハァー 夜行に飛び乗ったわけも理由もあるもん

罪の海 – 田山ひろし

明日になれば あなたのことを少しはあきらめられますかなんにもなかった 振りしても元の暮らしに 戻れないああ 涙があふれ出すああ 抑え切れずにあふれ出す恋しさ渦巻

俺に聞くなよ – 田山ひろし

俺に聞くなよ生きている 意味なんてまだまだ青くさい この俺にじんせいが語れる はずがない俺に聞くなよふるさとの ことなんて不出来なこの俺を おふくろは最後まで気

なんとなく、、、 – 田山ひろし

1人暮らしのアパートは今日も自分を淋しくさせる1人ぶらりと居酒屋へ酒を片手に鼻歌まじり東京の街 ビルの都会(まち)ネオンの灯りが眩しく光るいくら飲んでもまだまだ

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