田口囁一

レッドノーズ・レッドテイル – 田口囁一

マニュアルもない自律飛行
空間を飛び越えるドアも
夢のままさ 変わらないよ
僕らばっかが大人になる

エレベーターホールは人の波で
非常階段を駆け下りていく
君に会いに行こう
2段飛ばして加速する 乱暴な靴音

後者を上履きで飛び回っていた
あの頃と同じだなあ

誰もが憧れた 夢のようなあのドアで
今すぐ傍に行けたらいいのに
オフィスビルを出れば 暮れる気もない夏空
絡みつく空気を蹴散らしながら走り出す

取り出しやすい会社のカードキー
自動改札で止められたり
君に会いに行こう
「聞いて。さっきね、恥ずかしいことがあったんだ。」
ってさ

何度も他愛無いミスするのも
あの頃と同じだなあ

誰もが憧れた 空飛ぶ小さなプロペラ
傍までまっすぐ行けたらいいのに
改札を抜ければ 快速の電光掲示
自動ドアが締まり 君行きの電車が走り出す

あんなにあった沢山の理想
ほんの僅かでも叶えたかな
卒業証書の筒の中にさ
詰め込んだままなんだろう
夢のままなんだろう

空間 飛び超える 夢のようなあのドアも
いつかは夢じゃなくなるのかな
あまりにも近くて忘れそうになるけれど
叶えたんだ僕も 理想のひとつを

行く先は いつもの 週末会うドアだけど
このスペアキーで開く 君が待つドアだ
6本入り片手に 暮れる気もない夏空
プルタブを開けられない 小さな手に
会いに行こう

人気の新着歌詞

チルドレンレコード – 田口囁一

白いイヤホンを耳にあて 少しニヤッとして合図する染み込んだこの温度が ドアをノックした瞬間に 溢れそうになるよ「まだ視えない?」 目を凝らして臨む争奪戦あの日躊

sayona ra note – 田口囁一

震えて振れて触れる落し物探し物失くした物は浮かんで浮いて光る夜が鳴って夜が泣いてるような零れてく羽の様に踊る波の上最期の鐘が打ち鳴らされて全ての事が霞んで消えて

ラストシーン – 田口囁一

映画の最後の場面に はじまる音が鳴り出す初めはふいに訪れ 別れは音の洪水のようかき乱し振り返る 隣りにあるはずの日々流星を探しても 見逃してばかりで でも「現れ

ib-インスタントバレット- (full ver.) – 田口囁一

僕らはずっと間違っていまも愛だとか探してる(あの日見かけたアレが多分そうだろう)ズレたヒントを片手に今日も、ベッドの中で探してる(今もレベル0の心が)だれも知ら

夏の幽霊 – 田口囁一

太陽に炙られて這い回る蜥蜴のようだ忙しい足並みで闇雲に年を重ねたいつの間に磨り減って鈍くなるこの胸さえも蒸しかえす郷愁が薫っては少し騒いだ結末忘れた映画みたいこ

Back to top button