ひとつ、またひとつと水滴になった
空に翳すグラスの底
透かしてみれば
綺麗になれば
愛していられたら
些細な細胞に宿るそれが好き
いまこの星に願うのは
溶けたいから?
夜の相槌の裏には誰かの影が見えて痛い
その瞳が綺麗だと言えない弱さが
幼さゆえの罪でも、それでも、いい
せめてきみがいれば
静かな警告を拒む冬が好き
今更妄りに歌うのを
夢見てる?
夜の相槌の裏では誰もが神に銃を向ける
愚かささえも愛しいと言えない狡さが
幼さゆえの罪でも、それでも、いい
せめてきみがここにいれば
せめてきみがいつかわらう
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