物吉貞宗・大倶利伽羅

  • 風の先へ – 物吉貞宗・大倶利伽羅

    ずっと消えない乾きもかまわない忘れたくない痛みだってある過ぎ去った影だって吐き捨てるのは容易くそれでも胸の火は熱いから いつか聴いた風音がまた傷を騒がせて この手は祈るためじゃなく握るために血が通ったならば恐れさえ無意味じゃないと信じたい今は 泥にまみれながらこの身は流れる事なく風の先へ いっそ永遠に目を閉ざせたらそんな脆さの波だって背負うさ 転がっていく石のように削らない心だけは この目は閉じる…

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