熊谷幸子

紫陽花の坂道 – 熊谷幸子

雨降り バス通り 濡れた垣根越しに
紫陽花がとけていた 風の色に

よせてはかえす車の音
潮騒のように
思いだすはずのない恋が
ふいにかすめた

五月雨 はねをあげぬよう
小走りに急ぐ 雨の坂
少しにじんだ想いを抱いたまま
待つ人のもとへ

苦しい恋でした あれは夢でしょうか
それとも この今が夢でしょうか

過ぎる季節のもどかしさに
人は立ち止まり
そして何もなかったように
行くのでしょうか

五月雨 足音を消して
時の隙間に身をふせても
色あせてゆく雨の日の花びら
それでも散らない

五月雨 はねをあげぬよう
小走りに急ぐ 雨の坂
少しにじんだ想いを抱いたまま
待つ人のもとへ

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