焚吐

愛、愛、愛、愛、そして愛 – 焚吐

千住付近の繁華街 蒸せ返るような性の匂いに当てられ嘔吐した
脅迫にも似たマウンティングと嘲笑
そんじゃあ僕も この自己愛ってやつと一生添い遂げたならどうだろう
…惨めになってきたからやめにしよう

「恋をする人は美しい それ以外特記すべきはない
心を開けぬとて 情状酌量の余地はないぞ」
ほら ほら ほら 今日も大型ビジョンの中
とても綺麗事とは呼べない 残忍なことを歌いやがる

「さあさあ人類繁栄に貢献しておくれ」
頼まれなどしなくとも
愛を謳いたいよ 僕も愛を謳いたいよ
除け者にしないでよ

愛、愛、愛、愛… そして愛
愛、愛、愛、愛… そして愛

将来なんて興味ない 矢印はとうに僕じゃないどこかへ向いていて
でも実際他人にさえもアパシー
多少障壁はあっても エンドレスに一喜一憂出来るだけマシじゃんか
ないものねだりさ 笑うがいいさ

「片想い全部に幸あれ」 だなんて祈ってやるかよボケ
僕の知り得ぬとこで 勝手に悩んで勝手に泣け
負け犬はほら こうしてお家で吠えているんで
どうぞ続きをやってください 邪魔して誠にごめんなさい

どうした!ウェイクアップ青少年! 堂々としていて
神はあなたを選んだの
愛を謳いたいよ 僕も愛を謳いたいけど
今は出来そうにないや

「さあさあ人類繁栄に貢献しておくれ」
頼まれなどしなくとも
愛を謳いたいよ 僕も愛を謳いたいよ
除け者にしないでよ

どうした!ウェイクアップ青少年! 堂々としていて
神はあなたを選んだの
愛を謳いたいよ 僕も愛を謳いたいけど
今は出来そうにないや 「いずれまた出来るかな」 他人事のように呟いた

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