火野正平
こころ手紙 – 火野正平
ためいきひとつ
ポケットにおしこみ
みえないまちなみ
おもいながら
山が青くて
心すこし溶け
ひばりのたかさに
あなたをみる
もうそちらでも春でしょうか
うすでのあのシャツ着れるでしょうか
ああ もうすこし夢でみるわ
だから今はただ
あなたにあいたくて
桜がちったら
少しお酒のみ
あめがあがったら
もう少しのみ
わすれることさえ
わすれているのネ
むねのたからもの
さすりながら
そうあなたはあるいてるネ
いつかとまるとこさがしながら
ああ もうすこしここでまつわ
だからいつもただ
あなたにあいたくて