瀬生ひろ菜
葉月のおわら恋一つ – 瀬生ひろ菜
はかなげに揺れる 葉月のおわら
あなたと出会った 真夏の風の盆
人の流れに ふと立ち止まり
そこに運命(さだめ)がありました
心を通わせた 夜しじま
夢でしたそれは 束の間でした
あなたに甘えた 真夏の風の盆
遠い昔に ふと返れたの
それで良いのと決めました
お酒の情(せい)ですね 恋一つ
これからもずっと あなたの事を
心にしまって 真夏の風の盆
めぐり来る日に ふと思い出し
そっとあの日に帰れたら
泣いてもいいですか 私だけ
はかなげに揺れる 葉月のおわら
あなたと出会った 真夏の風の盆
人の流れに ふと立ち止まり
そこに運命(さだめ)がありました
心を通わせた 夜しじま
夢でしたそれは 束の間でした
あなたに甘えた 真夏の風の盆
遠い昔に ふと返れたの
それで良いのと決めました
お酒の情(せい)ですね 恋一つ
これからもずっと あなたの事を
心にしまって 真夏の風の盆
めぐり来る日に ふと思い出し
そっとあの日に帰れたら
泣いてもいいですか 私だけ
いでゆ 大川 なぎさ橋へと川は流れて 海へ着くせせらぎに寄り添い 開花(ひら)くのは春を告げる 早咲き桜ロマンを語る 遊歩道春夏秋冬 伊東で逢いましょうキネマ
片口一本 ねかせてクルリまわす仕草に あなたが宿る胸の痛みに 忍び酒いのち泣かせる ひとり酒ああ… 雨が降りそうなおんなの味恋酒誰かがゆらす のれんの陰にどこか
あの人を 悪く言わないで心根は 優しい人よ世間の辛い仕打ちに拗(す)ねてただけよ私の愛で二人一緒の 明日をつくるわ陽も差さぬ 暗い路地裏に名も知らぬ 白い花が咲
相模の海に 朝日が昇り鴎が夢呼ぶ 伊豆の宿心も晴れて 二人の旅路あなた任せの 二人三脚蜜柑の花の 丘を行く紫しぐれ ただ一人貴方を待つの 伊豆の宿峠を越えて 明
叶えてあげたいの あなたの夢を叶えてあげたいの おおきな夢を世間の噂も わたし平気よ恐くない「アッと言わせて みせるのさ…」と、言ったわね 言ったでしょだから…
こんな月夜に こんな月夜に飲めない酒でそこそこ酔って 歩いています大丈夫(だいじょぶ)ですかの 言葉をよそに倉敷川の 川面にゆれるねぇお月さま お月さまてば私ひ
やさしいあなたが そばにいるあゝそれで それでよかったの…連れて行ってと 言えないままに季節の流れに 消えたひとカワセミの カワセミの掠(かす)めたこころ すま