瀬生ひろ菜

伊東で逢いましょう – 瀬生ひろ菜

いでゆ 大川 なぎさ橋へと
川は流れて 海へ着く
せせらぎに寄り添い 開花(ひら)くのは
春を告げる 早咲き桜
ロマンを語る 遊歩道
春夏秋冬 伊東で逢いましょう

キネマ 湯の花 劇場通り
そぞろ歩きの いで湯町
人情にふれあう 楽しさよ
夏はゆかた 湯下駄(ゆげた)の音も
カラコロ鳴らす 夕涼み
春夏秋冬 伊東で逢いましょう

鴎 群れ飛ぶ 相模の湾(うみ)に
昇る朝日が 染める山並(やま)
駅前の並木に 揺れるのは
秋を飾る 花笠踊り
温州(うんしゅう)みかん 色づいて
春夏秋冬 伊東で逢いましょう

葛見(くずみ) 音無(おとなし) 最誓寺(さいせいじ)には
語る歴史の 数々よ
懐かしき大地に 夢つむぐ
冬の花火 ソーズラ祭
昔と今が コラボする
春夏秋冬 伊東で逢いましょう

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味恋酒 – 瀬生ひろ菜

片口一本 ねかせてクルリまわす仕草に あなたが宿る胸の痛みに 忍び酒いのち泣かせる ひとり酒ああ… 雨が降りそうなおんなの味恋酒誰かがゆらす のれんの陰にどこか

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