瀬生ひろ菜
いのち – 瀬生ひろ菜
あの人を 悪く言わないで
心根は 優しい人よ
世間の辛い仕打ちに
拗(す)ねてただけよ
私の愛で
二人一緒の 明日をつくるわ
陽も差さぬ 暗い路地裏に
名も知らぬ 白い花が咲く
神様冷たすぎます
あの人だけに
生まれる子供の
顔のひとつも 見せてもやれずに
今度もし 生まれ変われたら
お前だけ 愛し続けると
まるで少年のように
微笑(わら)った人の
淋(さみ)しい横顔
還魂(かえ)りましょうね あなたの故郷
あの人を 悪く言わないで
心根は 優しい人よ
世間の辛い仕打ちに
拗(す)ねてただけよ
私の愛で
二人一緒の 明日をつくるわ
陽も差さぬ 暗い路地裏に
名も知らぬ 白い花が咲く
神様冷たすぎます
あの人だけに
生まれる子供の
顔のひとつも 見せてもやれずに
今度もし 生まれ変われたら
お前だけ 愛し続けると
まるで少年のように
微笑(わら)った人の
淋(さみ)しい横顔
還魂(かえ)りましょうね あなたの故郷
いでゆ 大川 なぎさ橋へと川は流れて 海へ着くせせらぎに寄り添い 開花(ひら)くのは春を告げる 早咲き桜ロマンを語る 遊歩道春夏秋冬 伊東で逢いましょうキネマ
片口一本 ねかせてクルリまわす仕草に あなたが宿る胸の痛みに 忍び酒いのち泣かせる ひとり酒ああ… 雨が降りそうなおんなの味恋酒誰かがゆらす のれんの陰にどこか
はかなげに揺れる 葉月のおわらあなたと出会った 真夏の風の盆人の流れに ふと立ち止まりそこに運命(さだめ)がありました心を通わせた 夜しじま夢でしたそれは 束の
相模の海に 朝日が昇り鴎が夢呼ぶ 伊豆の宿心も晴れて 二人の旅路あなた任せの 二人三脚蜜柑の花の 丘を行く紫しぐれ ただ一人貴方を待つの 伊豆の宿峠を越えて 明
叶えてあげたいの あなたの夢を叶えてあげたいの おおきな夢を世間の噂も わたし平気よ恐くない「アッと言わせて みせるのさ…」と、言ったわね 言ったでしょだから…
こんな月夜に こんな月夜に飲めない酒でそこそこ酔って 歩いています大丈夫(だいじょぶ)ですかの 言葉をよそに倉敷川の 川面にゆれるねぇお月さま お月さまてば私ひ
やさしいあなたが そばにいるあゝそれで それでよかったの…連れて行ってと 言えないままに季節の流れに 消えたひとカワセミの カワセミの掠(かす)めたこころ すま