渡辺要

王将物語 – 渡辺要

男一代 将棋の駒に
賭けた浪花の 八百八橋
西に名高い ド阿呆坂田
さんざ苦労の 桝目(ますめ)が命…
ついて来るのか 女房の小春
尽す情(なさけ)の めおと駒

質に荷を足し 苦に苦をかさね――
それでも黙って ついて来る

[台詞]小春、堪忍やで そのかわりなぁ…
日本一の将棋さしに なったろやないか!

駒に惚れたら 惚れ抜きなはれ
勝つか負けるか 根性ひとつ
愚痴もこぼさず 通天閣の
灯り見上げる 棟割(むねわ)り長屋…
おまえいりゃこそ 思案を胸に
燃えてひと筋 勝負道(しょうぶみち)

あれが極道 将棋の虫と
他人(ひと)は指さす 路地裏ぐらし
明日(あす)の一番 意地でも勝って
笑う天下に 王手をかける…
生きて行(ゆ)こうな これから先も
惚れてみちづれ めおと旅

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人情酒場 – 渡辺要

所詮男の 人生なんて七転八起(ななころやおき)の 夢だるま雨の露地裏 人情酒場声をかければ 仲間になれる酒が 酒が やけに うまいじゃないか古い傷なら 誰でもあ

望郷月夜酒 – 渡辺要

忘れ…忘れられよか ふるさとはかもめ群れ飛ぶ 北の漁師町(みなとまち)まぶたとじれば 聞こえてくるよ大漁まつりの ヤン衆の歌が……あゝ 酔えば酔うほど 帰りたい

浪花の恋女房 – 渡辺要

雨の露地裏 水かけ不動両手を合わせる やせた指浮世の七坂 二人で引いた夫婦(めおと)屋台の 人生ごよみ俺の自慢さ その笑顔おまえは浪花の 浪花の恋女房[台詞]笑

男の浮世川 – 渡辺要

寂(さみ)しさ背中に 貼りつけてどこへ漂う さすらい舟ひとついいじゃないかよ 影法師たかが人生…運命(さだめ)まかせに 流れてゆくさあゝ 酔いどれ男の 浮世川女

露地裏のれん – 渡辺要

酸(す)いも甘いも 知り尽くしそれでも泣ける お袋だけにゃ…一人… 親不孝(ふこう)を詫びたい ぐい呑みにおもい出せよと 揺らぐ意地男 男のいのち灯(び)… 露

火の国 男節 – 渡辺要

つらかばってん ぐいと涙は飲み込んで仰ぎゃ火の国 阿蘇の山こんなときこそ 負けるなと熱かこころに そびえたつどーんとどどんと どんとどーどんと 火の国男節銭じゃ

母は今でもこころの港 – 渡辺要

おふくろ一人が 見送(おく)ってくれた十五の旅立ち 別れの波止場そっとやさしく 微笑みながら夕陽に染まった 涙のしずく今は故郷に 今は故郷に 永眠(ねむ)る母遠

若と貴 – 渡辺要

やぐら太鼓が 隅田の川にひびきゃ 男の血が燃えるやると決めたら 後には退くな明日にはばたけ 若貴ならば二人揃って二人揃って 綱を張れ仲がよくても 土俵の上じゃ兄

讃岐の女 – 渡辺要

つよい時雨が こんぴらさんのながい石段 ぬらしたあの日雨をしのいだ お茶屋の隅で女房きどりで ぬぐってくれた指が指が指が恋しい 瀬戸の旅もいちど逢いたい ああ…

男の仁義 – 渡辺要

咲くが花なら 散るのも花よどうせこの世は 一度きりなんの嵐が 吹こうとままよ…やぶれ屋台の 赤ちょうちんで酒に聞かせる 男の仁義(台詞)未練を言っちゃあ 男がす

女のちぎり – 渡辺要

好きなお方の 言いつけならば死ねと言われりゃ 死ぬ覚悟惚れて… 惚れて… いちずに惚れて… あゝ惚れてあなたに賭けた この命おねがいですから 情をかけて女のちぎ

うらまち川 – 渡辺要

誰の涙を 運ぶのかうらまち川は… 秋の暮れあゝ 俺の人生なぜか詫びたい やつばかり呑んで… 呑まれる 露地の酒人にゃ忘れる 術(すべ)がある哀しみなんて… 捨て

人生男節 – 渡辺要

浮いて沈んで 流されようが義理と人情 捨てらりょか愚痴はこぼすな 男じゃないか……波を見てみろ よせては砕(くだ)け花と咲くだろ 人生男節人の値うちが さだめの

とんぼり流し – 渡辺要

義理の重さに 情けの深さ人の心が 渡し舟浪花生まれの ど根性買った苦労で 咲かす花とんとんとんぼり とんぼり流し橋の下には ああ 夢がある男器量に 女は色気歌は

男の夢囃子 – 渡辺要

桜吹雪が 舞い踊(と)ぶ門出どでかい大志(ゆめ)を 咲かせてやると花の東京(みやこ)へ 度胸旅苦労三昧 受けて立つ汗吹く試練は 人生囃子所詮男は 祭りだよ恋の一

新内流し – 渡辺要

三味の音 本手に 上調子(うわぢょうし)語りは若木(わかぎ)の 仇名草(あだなぐさ)今も昔も…その縁(よすが)どこまで儚い 男と女あゝ蘭蝶(らんちょう)の 情念

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