渡辺はま子・宇都美清
七つの星座 – 渡辺はま子・宇都美清
雨のたそがれ 星の夜
いつも二人で囁いた
ベンチよ 泣くが無理かしら
今日からあの人
ああ よその人 よそ人
もとはボタンとセーターが
軽くからんだ えにしとは
思えど つらいこの別れ
巷に散りゆく
ああ 恋かなし 恋かなし
名残り惜しさに来てみれば
古いベンチは語らねど
七つの星座 ほのぼのと
照らしてうれしい
ああ 人の影 人の影
雨のたそがれ 星の夜
いつも二人で囁いた
ベンチよ 泣くが無理かしら
今日からあの人
ああ よその人 よそ人
もとはボタンとセーターが
軽くからんだ えにしとは
思えど つらいこの別れ
巷に散りゆく
ああ 恋かなし 恋かなし
名残り惜しさに来てみれば
古いベンチは語らねど
七つの星座 ほのぼのと
照らしてうれしい
ああ 人の影 人の影
モンテンルパの夜は更けてつのる思いにやるせない遠い故郷 しのびつつ涙に曇る月影に優しい母の夢を見る燕はまたも来たけれど恋しい吾が子はいつ帰る母の心はひとすじに南
花のいろさえ さみしい春に一人旅して 涙にくれる月の湖 おもいでの水に咲いたか 花まりも君ははるかに 海峡越えていつの日いつの夜 都に帰る愛のともしび いつまで
水にネオンの 花が散るなびく柳も なやましや君の情けに ブラウスも燃える火の鳥 夢見鳥 夢見鳥ああ 夢見鳥愛のねぐらを 西東別れ行くのも 君のためうつるおもかげ