渡辺はま子・宇都美清
あゝモンテンルパの夜は更けて – 渡辺はま子・宇都美清
モンテンルパの夜は更けて
つのる思いにやるせない
遠い故郷 しのびつつ
涙に曇る月影に
優しい母の夢を見る
燕はまたも来たけれど
恋しい吾が子はいつ帰る
母の心はひとすじに
南の空へ飛んで行く
さだめは悲しい呼子鳥
モンテンルパに朝が来りゃ
昇る心の太陽を
胸に抱いて今日もまた
強く生きよう倒れまい
日本の土を踏むまでは
モンテンルパの夜は更けて
つのる思いにやるせない
遠い故郷 しのびつつ
涙に曇る月影に
優しい母の夢を見る
燕はまたも来たけれど
恋しい吾が子はいつ帰る
母の心はひとすじに
南の空へ飛んで行く
さだめは悲しい呼子鳥
モンテンルパに朝が来りゃ
昇る心の太陽を
胸に抱いて今日もまた
強く生きよう倒れまい
日本の土を踏むまでは
花のいろさえ さみしい春に一人旅して 涙にくれる月の湖 おもいでの水に咲いたか 花まりも君ははるかに 海峡越えていつの日いつの夜 都に帰る愛のともしび いつまで
雨のたそがれ 星の夜いつも二人で囁いたベンチよ 泣くが無理かしら今日からあの人ああ よその人 よそ人もとはボタンとセーターが軽くからんだ えにしとは思えど つら
水にネオンの 花が散るなびく柳も なやましや君の情けに ブラウスも燃える火の鳥 夢見鳥 夢見鳥ああ 夢見鳥愛のねぐらを 西東別れ行くのも 君のためうつるおもかげ