渡哲也

あじさいの雨 – 渡哲也

弱いからだに かさねた無理を
かくしていたのか 濃いめの化粧
いくども色を 変えながら
枯れて淋しく 散ってゆく
雨 雨 あじさいの雨に
煙るおまえの 白い顔

いつも変わらぬ 笑顔のかげで
いつか指から 消えてたゆびわ
苦労の重さ たえながら
じっと咲いてた 花にふる
雨 雨 あじさいの雨は
男ごころを ぬらす雨

かげで流した おまえの涙
ふいてやれずに 今日までひとり
身勝手すぎた このおれを
詫びてみたって 遅いけど
雨 雨 あじさいの雨に
声をころして 男泣き

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風車 – 渡哲也

飲みすぎた わけではないが今夜の酒は ひとりがしみる夢は通せんぼ 女はかくれんぼ俺は今日まで道草ばかり飲むほどに 酔うほどに つれもどす思い出 クルクル 風車ひ

花あかり ソロバージョン – 渡哲也

待たせるだけで あの日からいくつの季節が 流れたろ夜が寒いと 花冷えの肩があまえる めぐり逢い思えば長い 冬の日も色づきそだてた 夢ひとつ逢いたかったと すがり

雪わり草 – 渡哲也

あてもないのに 夕げの支度いつもおまえは ふたりぶん雪わり草の 好きなやつ日陰の恋に 耐えるやつ薄い情を うらんでおくれあれからふた冬 もうすぎた飾り窓さえ も

北海峡 – 渡哲也

昨日あの街 こえてきた明日も他国の さだめやらああ北海峡 しぶきに吹かれつける煙草の つける煙草のにがっぽさながれ流れて こんな夜は故郷恋しさ ついつのるああ北

霧笛が俺を呼んでいる – 渡哲也

霧の波止場に 帰って来たが待っていたのは 悲しいうわさ波がさらった 港の夢をむせび泣くよに 岬のはずれ霧笛が俺を 呼んでいるさびた錨に からんで咲いた浜の夕顔 

男の別れ歌~わかれ花~ – 渡哲也

誰かがささえて やらなけりゃ倒れてしまう あの女俺は行くぜと 別れたけれどうしろ髪ひく 残り雨今日からひとりと つぶやいて怨みをこめた あの泪女ごころは 切ない

さざんかの女 – 渡哲也

小さな花が 寒かろと雪をはらって いたおまえさざんかに はつ雪の降った朝……花にもやさしい おまえを見たらとても別れが 云えなかったよ焚火をしてた うしろからそ

朝やけ – 渡哲也

何かあったら こわれそうなあぶないあぶない あの女小さくうなずき 大丈夫よと答えてゆがんだ 笑い顔朝やけの朝やけの 空は晴れてもひとりで行かせた 苦みがのこるい

通り雨 – 渡哲也

洗いざらしの 矢がすりのどこにかくれた 酒場の匂いそれがほんとの おまえだね送るつもりが ころがりこんでさめてまぶしい 朝の部屋風呂屋がえりの たわむれにおれの

逢いたいね – 渡哲也

背中まるめて 飲む酒にホロリ あまえの名が落ちる風が冷たい こんな夜はあの日の ぬくもり想い出す別れても 離れても心ひかれる 人がいる別れても 離れても心泣かせ

粋な別れ – 渡哲也

生命に 終りがある恋にも 終りがくる秋には枯葉が 小枝と別れ夕べには太陽が 空と別れる誰も涙なんか 流しはしない泣かないで 泣かないで粋な別れを しようぜ生命に

酔挽歌 – 渡哲也

泣きたくなったら 泣くだけ泣けばいい心のつっかえ棒 はずしてさ酔いたくなったら 酔うだけ酔えばいい涙をつかまえて 喧嘩して男の胸ん中に 夕陽が沈めばそろり そろ

時は何も知らずに… – 渡哲也

この世に人は生まれ堕ちて あしたはひとり夜露に消えても心の中の想い出たどれば 哀しい別れがあるからせめてお前だけは きっと倖せ苦労なんか 背負わず 暮らせまつ毛

流浪 – 渡哲也

親がいながら 孤児(みなしご)にされて十年 東へ西へどこを塒(ねぐら)に かえようと所詮無情の あゝ 風ばかりあかの他人に もらわれてたった七日も がまんができ

くちなしの花 – 渡哲也

いまでは指輪も まわるほどやせてやつれた おまえのうわさくちなしの花の 花のかおりが旅路のはてまで ついてくるくちなしの白い花おまえのような 花だったわがままい

あいつ – 渡哲也

この指泣いて かんだやつ今でもおれを 憎むやつそれでもじっと 陰ながらどこかでおれを 見てるやつ遠くになるほど 近くなるあいつ あいつ 忘れられないあいつ名もな

さすらいの挽歌 – 渡哲也

しあわせうすい 窓に灯りともし指折りかぞえ 待ってる女いつまでも しばりたくないおれはもう 帰らないだろ過ぎた季節は 返せないけどこれからの季節は おまえにやり

歌い残した歌 – 渡哲也

つぼみのままで 夢は枯れ寂しくすする 冷えた酒都落ちする 春の宵さらばとふりむく 街の灯に歌い残した 歌がある少女のままの けがれない写真を置いて 消えた娘よど

笹舟 – 渡哲也

朝の別れが ない国へつれていってと おまえはすがる笹舟 さらさら おんな舟波にもまれて 傷つきながらどこへ流れる ネオン川春はいちめん 菜の花の故郷の話を きか

雨降り花 – 渡哲也

夢ものぞみも つまずくたびにやせて小さく なって来ただめな俺だが 雨降り花よ純なこころで 咲けるならせめて野に咲く 花でいい好きとひと言 云えないままにあいつ泣

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