清水博正

おんな船頭唄 – 清水博正

嬉しがらせて 泣かせて消えた
憎いあの夜の 旅の風
思い出すさえ ざんざら真菰(まこも)
鳴るなうつろな この胸に

所詮かなわぬ 縁の恋が
なぜにこうまで 身を責める
呼んでみたとて 遥かなあかり
濡れた水棹(みざお)が 手に重い

利根で生まれて 十三、七つ
月よわたしも 同じ年
かわいそうなは みなし子同士
きょうもおまえと つなぐ舟

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おさげと花と地蔵さんと – 清水博正

指をまるめて のぞいたら黙ってみんな 泣いていた日昏(ひぐ)れの空の その向こうさようなら呼べば遠くで さようならおさげと 花と 地蔵さんとあれから三年 もう三

ふるさと恋しや – 清水博正

雪どけ水の 音さえて春呼ぶ北国 雲がゆく白いりんごの 花咲く季節(ころ)は風に花びら 散る里よふるさと恋しや ふるさと恋し青空 そよかぜ 白樺林あの娘は去年 遠

安曇野の春 – 清水博正

緑さやかな 安曇野の仰ぐ常念岳(じょうねん) 光る風胸にせつなく うかびくるいとしき女(ひと)よ あゝ君よ想い出すたび涙あふれて とめどなく空はあかあか 白樺の

九段の母 – 清水博正

上野駅から 九段までかって知らない じれったさ杖(つえ)をたよりに 一日がかりせがれ来たぞや 会いに来た空をつくよな 大鳥居こんな立派な おやしろに神とまつられ

かえり船 – 清水博正

波の背の背に ゆられてゆれて月の潮路の かえり船霞む故国よ 小島の沖じゃ夢もわびしく よみがえる捨てた未練が 未練となって今も昔の 切なさよ瞼(まぶた)合わせり

哀愁列車 – 清水博正

ほれて ほれてほれていながら 行く俺に旅をせかせる ベルの音つらいホームに 来は来たが未練心に つまづいて落とす涙の 哀愁列車燃えて 燃えて燃えて過ごした 湯の

東京の灯よいつまでも – 清水博正

雨の外苑 夜霧の日比谷今もこの目に やさしく浮かぶ君はどうして いるだろかあゝ 東京の灯よ いつまでもすぐに忘れる 昨日もあろうあすを夢みる 昨日もあろう若い心

港町十三番地 – 清水博正

長い旅路の 航海終えて船が港に 泊る夜海の苦労を グラスの酒にみんな忘れる マドロス酒場あゝ港町 十三番地銀杏並木の 敷石道を君と歩くも 久し振り点るネオンに 

緑の地平線 – 清水博正

なぜか忘れぬ 人故に涙かくして 踊る夜はぬれし瞳に すすり泣くリラの花さえ なつかしやわざと気強く ふりすてて無理に注がして 飲む酒も霧の都の 夜は更けて夢もは

流れの旅路 – 清水博正

紅いマフラーを いつまで振ってなごり惜しむか あの娘の馬車は遥かあの丘 あの山越えて行くかはるばる 流れの旅路旅の一座の 名もない花形(スター)ビラの写真の さ

お月さん今晩は – 清水博正

こんな淋しい 田舎の村で若い心を 燃やしてきたに可愛いあの娘(こ)は 俺らを見捨てて都へ行っちゃったリンゴ畑の お月さん今晩は噂をきいたら 教えておくれよなあ憎

潮来花嫁さん – 清水博正

潮来花嫁さんは 潮来花嫁さんは舟で行く月の出潮を ギッチラ ギッチラギッチラコ人の噂に かくれて咲いた花も十八 嫁御寮潮来花嫁さんは 潮来花嫁さんは舟で行く夢を

憧れは馬車に乗って – 清水博正

春の馬車が来る 淡い夢をのせて花のかおる道を はるばるとおどる胸を寄せて 行こう山のかなたわたしのあなた あなたのわたしどこまでも どこまでも春の馬車が来る 楽

湖底の故郷 – 清水博正

夕陽は赤し 身は悲し涙は熱く 頬濡らすさらば湖底の わが村よ幼なき夢の ゆりかごよあてなき道を 辿り行く流れの旅は 涙さえ枯れてはかなき 想い出よあゝ うらぶれ

誰か故郷を想わざる – 清水博正

花摘む野辺に 陽は落ちてみんなで肩を くみながら歌をうたった 帰り道幼馴染みの あの友この友ああ 誰か故郷を 想わざる一人の姉が 嫁ぐ夜に小川の岸で さみしさに

上州松五郎 – 清水博正

誰が名付けた 上州松五郎(じょうしゅうまつ)とかかる掛け声 晴れ舞台義理と人情と 祭りにかけちゃ他人(ひと)にゃ負けない 男意気叩く酒樽 桴(ばち)さばきハァー

石北峠 – 清水博正

山の向うも 山だろかあこがれ胸に だきしめて国道行けば 石北峠あゝ雪積む緑 えぞ松の峰ふりあおぐ 恋心雲の向うも 雲だろかさすらい続く 青春の行方ききたい 石北

里山しぐれ – 清水博正

親のない子は 雀と遊べいじめられては 泣いてたあの娘赤い柿の実 見るたびに思いだすのさ 日暮れ道川のほとりに 野いちご摘んで小鳥みたいに はしゃいだ笑顔二つ違い

伊香保の女よ – 清水博正

たまらなく 逢いたくなってひとり湯の町 しのび宿川の瀬音を 枕で聞いて泣いた涙の 紅つばきも一度逢いたい 伊香保の女(ひと)よすこしだけ いただきますとお猪口さ

哀愁の奥出雲 – 清水博正

あなたたずねて 出雲路ゆけばひとり乗り継ぐ 木次(きすき)線斐伊川(ひいかわ)沿いに 面影ゆれてみれん重なる 願い岩ああ さやけきは 哀愁の奥出雲あなたに逢いた

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