清水まり子

化粧崩れ – 清水まり子

重ね重ねてできました
浮世離れの白い肌

若い 若い女にゃ負けないと
無理を重ねる白い粉

素顔をさらすよな 汗にも負けず
たとえ、地肌で 息できずとも

今日もどこかで 重ねています
崩しはしません あたしの厚化粧

強く溶けない 厚みがいいと
重ね重ねて ヒビがいく

きっとどこかで 崩れてきます
油断はしないで あなたも厚化粧

だからいつでも 重ねています
崩しはしません あたしの厚化粧

あたしの厚化粧

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絡み酒 – 清水まり子

宴の夜に水を差す くどい皮肉で 濁り酒うまい肴も いただけぬ まずい嫌味に 呆れ顔流しても いさめても 肩を抱かれて繰り返す長い ただ長い話が いつまでもなるべ

優しい嘘 – 清水まり子

夕暮れベンチに腰かけてすり減った靴底見つめてた歩いて歩いてからまわり闇につつまれ壊れそうさただただひたすら生きてきたあなたがなんで消えてくの無念の涙を受け止める

あなたへ… – 清水まり子

あなたがもういないことは 本当は分っていました温もり消えたこと 分かっていましたあなたはあなたのまま 真っ直ぐに生き抜いただけわたしの心がただ幼かっただけ瞼閉じ

湯治場 – 清水まり子

許してかあさん 親不孝娘の十年 二十年どうにか明日が 見えたから母子(おやこ)ふたりの 湯治場へご恩返しは ご恩返しは これから夢が待つ背中を流せば やつれたね

花の舟 – 清水まり子

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とまり木情話 – 清水まり子

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父娘坂 台詞入りヴァージョン – 清水まり子

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酔っぱらっちゃった – 清水まり子

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流れて津軽 – 清水まり子

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あなたへ -2020- – 清水まり子

いいかい?女の子はいつも可愛くいなさいあの日の言葉はまだこの胸の中あなたがもういないことは ほんとは分かっていました温もり消えたこと 分かっていましたあなたはあ

時は過ぎてゆく – 清水まり子

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父さん、あのね。 – 清水まり子

瞼を閉じれば蘇る万年日焼けの太い腕今日もガタゴト バイクにまたがり配達姿の割烹着年がら年中 しかめっ面をして口を開けば 憎まれ口顔を合わせりゃ 喧嘩してばかり口

雪哭き津軽 – 清水まり子

撥(ばち)をたたけば 血を噴く指を口にくわえて くれた人雪が吠えれば ただ恋しくてこころ弘前 大間崎よされじょんから 雪哭(ゆきな)き津軽時の流れに 三味(しゃ

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