淡谷のり子

冬子のブルース – 淡谷のり子

冬子はひたすら 生きたのに
冬子のからだは 冬子をすてた
だれかが操る 運命の糸に
ひかれているとも 知らないで
ああ 冬子は 銀座へきた女

冬子は負けない 女だと
冬子はきかせる 冬子の胸に
ひとりで守った 女の城が
傾く夜更けの ネオン街
ああ 冬子のこころに 雪がふる

冬子はいけない 女だと
冬子の噂が 冬子を包む
曲っていたのは 世の中なのに
唇ひらけば しみる夜風
ああ 冬子は枯葉を 口ずさむ

人気の新着歌詞

カチューシャ物語 – 淡谷のり子

霧の港に 咲く花は青い灯影に 夜ひらく想い濡らして 泣いたとてどうせ儚い どうせ儚い どうせ儚い流れの花よああ、妾が 妾が酒場のカチューシャよ黒い衣裳(ドレス)

雨のブルース – 淡谷のり子

雨よ降れ降れ 悩みをながすまでどうせ涙に 濡れつつ夜ごと 嘆く身はああ かえり来ぬ心の青空すすり泣く 夜の雨よ暗いさだめに うらぶれ果てし身は夜の夜道を とぼと

橋 – 淡谷のり子

夜が私の手をひいてあなたのもとへ連れてゆく男嫌いになったはずはずだけれども 急ぎ足渡っても 渡っても渡りきれない女の橋よ何が流れる河なのでしょう私を抱いた男たち

カーテン・コール – 淡谷のり子

愛の幕切れにencore(アンコール)!! もういちど聞かせてよあなたの あの愛の歌を薔薇は枯れたけどencore!! もういちどやさしさをみせて 馴(な)れ初

恋の勲章 – 淡谷のり子

サヨナラこそは 新しい恋のすてきな月日の 始まりなのさサヨナラなんて 云わないつもりがサヨナラばかりの 人生愛しあうのも いいけどおつな別れも いいもの恋をする

夢見橋 – 淡谷のり子

この橋で振り向く人はもう二度と逢えないと言うよそ見せずに渡るんだよとあの人は声をひそめた初恋の夢は遙かに春から秋へ夢見橋よどみなく生きてきたのかと流れくる川が聞

赤いマニキュア – 淡谷のり子

マニキュアの匂いが嫌(い)やだと言ったあの人それなのに爪を 紅く染めた私はバカな女さ色づいた 私の指先を悲しくみつめそれっきりどこか遠く消えたあの人恋の終りさあ

しばらくあなた – 淡谷のり子

しばらくあなた ごきげんよう変りもなくて よかったわ昔の軽さがなくなって渋味が増して来たようね一年 二年 三年と月日が二人をこう変えたワインはやはり白かしら煙草

花宵闇 – 淡谷のり子

おかしな人だね恋の始めと終りには 両手一杯の白いバラを生ける癖がある娘のようだね強い香りに囲まれて 胸を熱くしてむせているとあなたは言った今宵 花宵闇痛むのは何

何処にあなた – 淡谷のり子

折れたルージュで イニシャルを書けば鏡に あなたが映る愛は哀しく なお美しく胸を埋(うず)める 想い出達よ何処にあなた 何処にあなた風の奏でる 口笛に星は流れる

時は唄う – 淡谷のり子

愚(おろか)しくても 女の私にはいつも恋しかないの……悲しみを手紙のようにひろげてみる夜更けどの思い出もみんな悪くはないものよあなたの気持がさめたわけも今なら思

扉 – 淡谷のり子

くちびるで 私の耳かざりをはずすのが 上手(じょうず)だったわねいいかげん 私を燃やしといてあなただけ 酔いつぶれたわね別れしな うなじに手をすべらし見つめてる

私の心はフリージア – 淡谷のり子

今 私の心は 淡く黄色のフリージアただ あなたの心に 優しく受けとめて初恋の人を抱くように私を包んで 今は今 波うつ心に 迷い揺れているフリージアまだ 消せない

うるわしき時よ止まれ – 淡谷のり子

あなたにもたれてるとそのぬくもりが 私の体にしみ通る目と目を見つめ合うとただこの世界 二人だけになるの誰か止めてよ 今この時を誰か止めてよ 地球を回るのを愛する

メランコリー – 淡谷のり子

むらさきの煙とグラスに溺れうつろな胸淋しい心よメランコリー しのびよる酒場の夜更けに酒と煙草に酔いしれ むせび泣くこの胸は望みも夢もなく 果てないうれいに夜毎け

眼を閉じて – 淡谷のり子

やさしくシェリー 瞳を閉じ低い声で囁やいて欲しいのふるえる手に 支えられてしびれるように 悶える心よただ静かなやみに愛の匂いがこぼれる何故か この心は あなたに

愛の賛歌 – 淡谷のり子

愛は若き命 私のすべてなの愛のよろこびは 心のいずみあなたを思うとき 胸はふるえるのよやさしい小鳥のあの胸毛のようにあなたが云うならこの髪の毛さえブロンドにそめ

ボンジュール・パリ – 淡谷のり子

やさしい昔の あのシャンソンいつの日もあたしの心に切なくよみ返るセエヌの岸辺で夢見る思い出なつかしいあの町よボンジュールパリ 恋人ボンジュールパリ いつまでも夜

バラ色の人生 – 淡谷のり子

心まどわす目いつも熱き唇(くち)私の思ってるあなたの面影あなたの胸で 私は聞くやさしの言葉いつも変らぬ 言葉なのに私はうれしい私の胸に幸のかげがある日さしたのあ

死ぬほど愛して – 淡谷のり子

アモレ アモレ アモレ アモレミオやさし君に抱かれるとき悲しみ忘れ 愛の涙永久に君よ いとし人永久に君よ いとし人アモレ アモレ 泣かないで君の悲しみ消えるまで

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