浜田朱里

何故に二人はここに – 浜田朱里

なぜに 僕たち二人 生まれてきたの
だれも こたえてくれず 海が青いだけ
なぜに こうして二人 愛しているの
だれも こたえてくれず 波が寄せるだけ

だけど 二人いつの日も 若いからだ寄せて
生きてゆくの 風の中も 支えあって生きる
なぜに 二人はここに こうしているの
だれも こたえてくれず 空が青いだけ

だけど 指もくちびるも 肩も腕も胸も
若い枝が からむように 求め合って生きる
なぜに 二人はここに こうしているの
だれも こたえてくれず 空が青いだけ

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魔法の鏡 – 浜田朱里

魔法の鏡を持ってたらあなたのくらし 映してみたいもしもブルーにしていたなら偶然そうに電話をするわできることならもう一度私のことを思い出してあれが最初で最後の本当

芽ばえ – 浜田朱里

もしもあの日あなたに逢わなければこの私はどんな女の子になっていたでしょう足に豆をこさえて街から街行くあてもないのに泪で歩いていたでしょう悪い遊び憶えていけない子

時には母のない子のように – 浜田朱里

時には母のない子のようにだまって海をみつめていたい時には母のない子のようにひとりで旅に出てみたいだけど心はすぐわかる母のない子になったならだれにも愛を話せない時

青い嫉妬 – 浜田朱里

日に焼けた肌をして夏が木陰からあの二人見せた籐椅子に揺れている会話キラキラと Jealousy を映し出す彼女の名を口にしないで欲しいいきなりただ憎んでしまうか

夏を忘れた海 – 浜田朱里

夏を忘れた海 カモメがとびかう私は おぼえてるの燃える太陽胸の中であの人を愛しているのが たまらなくって波のこないすきに 砂に書いた名前いまはふりかえる ひとも

想い出のセレナーデ – 浜田朱里

あの坂の道で 二人言ったさよならが今もそうよ 聴こえてくるのまだ眠れなくて ひとり窓に寄りそえば今日も星が とてもきれいよあなたのもとへ いそいそと季節の花を 

18カラットの涙 – 浜田朱里

雨に煙る街で赤い鼻緒が切れてしまうそれはきっとあなたの小さな裏切り誰もいないからと鍵を渡されたけどドアの向こう笑う声 口唇かんだわひとつの裏切りは 右の涙ひとつ

あなたに熱中 – 浜田朱里

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みずいろの手紙 – 浜田朱里

“お元気ですかそして今でも愛していると言って下さいますか”みずいろは涙色 そんな便箋に泣きそうな心をかくしますあれこれと 楽しげなことを書きならべさびしさをまぎ

悲しみは駈け足でやってくる – 浜田朱里

明日という字は 明るい日とかくのねあなたとわたしの明日は 明るい日ねそれでも時々 悲しい日もくるけれどだけどそれは 気にしないでねふたりは若い 小さな星さ悲しい

椅子 – 浜田朱里

あなたがすわった形にくぼんだ茶色の皮のソファ左の指 触れてみたの何にもなかった二人にしようとあなたはこわい顔で外を眺め ささやいたそれもいいでしょう ガラス窓く

黒い瞳 – 浜田朱里

泣くのはやめなよ 僕の可愛い そうさ恋人どこから そんなセリフ覚えてきたの 生意気Ah Ah… 18才の青い夏だからいさかいさえも 愛の香り…黒い瞳… 夏の風を

青い花火 – 浜田朱里

パっと 青い花火ジンと 熱い胸があなたの瞳に 七色の虹をみた空をつきさすように木立が立っているの私は一人きり道を歩いてるわどこへ続くとしても後悔はしないでしょう

夏の指定席 – 浜田朱里

曖昧なままで この恋を終らせるほど ああ 私子供じゃないわ遠くを見つめるその瞳で女の人として 私を見て下さい…花にまけないの 風にまけないの愛の香り 漂わせて見

旅立ち – 浜田朱里

私の瞳が ぬれているのは涙なんかじゃないわ 泣いたりしないこの日がいつか 来ることなんか二人が出会った時に 知っていたはず私のことなど もう気にしないであなたは

さよなら好き – 浜田朱里

恋はドンファン昨日は青い 明日は赤い恋はドンファンさよなら好きの私をつくる夏が滑走路に降りれば優しいひとがただ近づく朝になりそこねた街では出逢った数だけ また醒

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