浅田あつこ

  • 西成の櫻 – 浅田あつこ

    朝目が覚めると 聞こえてくるよ馴染んだ街の 鳩のうたおもむろに空を 見上げてみればさくら さくら お前のように俺もなりたい 西成の櫻(はな) 今さらどうして 思い出すのかあの日に捨てた ふるさとを古ぼけた靴を 磨いてやればさくら さくら お前のように俺もなれるか 西成の櫻(はな) はかなく落ちても 夜寒に耐えてなみだを見せぬ 艶やかさめぐり来る春を 教えてくれたさくら さくら お前のように俺もなる…

  • 海峡雪しぐれ – 浅田あつこ

    愛しさ憎さ 寄せては返すおんな心の 凪嵐(なぎあらし)さよなら あなた あなたさようなら慕情(おもい)断ち切る 旅路の岬恋の傷みも 昨日の夢も白い花びら 海峡雪しぐれ 想い出ちぎり 波間に投げりゃ汐風(かぜ)にみれんが 舞い上がる忘れたいのに いいえ忘れない後ろ髪ひく 面影笑顔あなた叱って 馬鹿だと云って胸に降る降る 海峡雪しぐれ きりりと命 翻(はばた)きながら北の空ゆく 海鳥よ別れたくない た…

  • 河内のワルツ – 浅田あつこ

    肩の力を 抜いたらどやさ朝まで話を 聴いてやるグチ言うて ホラ吹いて騙されて クダ巻いてそんなおまえが 暮らしていける河内のワルツ どんな憂き目を 見たのかしらん河内のことばで 話してみドヤされて 小突かれて心まで ズタズタに悔しかったろ 辛かったやろ涙のワルツ 河内そだちに 染みついている頼まれビンボの お人好し愛されて 託されて命まで 預けられ男冥利に とことん尽きる河内のワルツ 人気の新着歌…

  • 米原の雪 – 浅田あつこ

    あなたに逢いたい それだけなのに車窓(まど)に振りつく 白い影託(たく)すしかない レールの上で暗い予感は どうして当たる降り止んで 積もらないで願っても ああ祈っても逸(はや)る気持ちを 諫(いさ)めるような三河安城 米原の雪 世間の噂は どうでもいいの揺れるあなたが 怖いだけ霞む残り香 弄(まさぐ)りながら伊吹颪(いぶきおろし)は 髪まで凍る降る雪よ 落ちる雪よ心まで ああ染めないで旅はおんな…

  • DENKIをください – 浅田あつこ

    あればあるのが 当たり前そんな気持ちで 暮らしていたが目の前から 消えた時に気がつく愚かな わたしです DENKIをください この街に笑顔と涙を 思い出すDENKIを DENKIを 札幌にあなたの 私の 札幌に夜空の星が こんなにきれい皮肉なもんだね こんな時に 灯りがあれば 救われる売り物なんか なくてもいいさコンビニさえ 消えた時にいよいよなんだと 思い知るDENKIをください この街に言葉も…

  • そやけど – 浅田あつこ

    そやけど まさかこのままあんたが いなくなるなんて大阪の空を 見上げ言葉も 出なかった夢みる時も ふたり傷つく時も ふたりまぶたに 浮かぶあんたは淋しい笑顔 ばかりもう少し 運さえあったらどうにかなった きっとそれも そやけど なんでやのん そやけど 心移りを知らんと 言えば嘘になるお酒に逃げた 夜も黙って 待っていた電話の先の 声に気づかんウチや ないで鏡の 後ろ姿に微笑みかけて みてももう二度…

  • いさりび鉄道 – 浅田あつこ

    北へ北へ ひたすら北へ女が一人 旅をする足がおぽえた 駅で降りれば木古内 道南 いさりび鉄道シュルシュルシュラリ シュルシュラリままにならない 命なら逢いたさつのる 男(ひと)がいる あの日あの日 小雪のあの日あなたと二人 旅をした同じ景色を 分かち合える日信じて夢見る いさりび鉄道シュルシュルシュラリ シュルシュラリ津軽海峡 イカ釣りの灯りがゆれる 夜の海 心 心 ちぎれた心も一度たぐり 寄せた…

  • 河内のおとこ – 浅田あつこ

    はたから見たら 小さなこともこれから進む あんたの道は時代を変える 最初の一歩夢を咲かそや 日本一の生まれ河内の 男なら だいじな人の 支えになれる嬉しい春の 便りやないか迷いはいらん 早よ行きなはれウチはかめへん 日本一の 熱い河内の 男なら 涙のあとに 必ずやどる希望の種が 明日へと芽吹く心を癒す 優しささえも背中(せな)に輝く日本一の強い河内の 男なら 人気の新着歌詞 浪花恋歌 –…

  • 蒼い海峡 – 浅田あつこ

    あなたを待つのか 身をひくか迷って悩んで 決めました人影まばらな 桟橋を夜のフェリーで 旅立つのあゝひとすじに海を照らす 蒼い月揺れて輝(ひか)る 波…波…波は私が流す 涙でしょうか… あなたは若くて 将来(あす)がある似合いの誰かを 探すのよ噂も聞こえぬ 異国まち遠く幸せ 祈りますあゝ寒々と海を照らす 蒼い月揺れて消える 波…波…波は夢幻(まぼろし)ですか 還らぬ恋の… あゝひとすじに海を照らす…

  • 恋待花 – 浅田あつこ

    出羽の三山 夏まつり待ち人 待つ夜の 恋化粧離れ小部屋の 蚊帳の内ふたりがひとつになれた日の面影 映すか 窓の月 紅花染めの浴衣を羽織り白い素肌が 紅くなる逢えますね 逢えますね旅をここまで 来た人に 紅花染めならナー色よく染まれヨー一夜一夜に 濃くなる命重(いのちかさ)ねた 約束はゆきずり きまぐれ恋ですか今も残るの 愛の傷お酒で想い出うすめても 恋の 螢が 胸に舞う東根に咲いた 末摘花をあなた…

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